それではパフォーマンスを確認していこう。検証環境は、Core i7-4770KとASUSTeK Z87-PROマザーボードを用いた。ストレージの構成は、システム起動用のSSDと別に、チップセット側のSATA 6Gbpsポートに、Crucial M550を接続する形で、前回Intel SSD 730を検証した際と同じだ。OSは 64ビット版Windows 8.1 Pro。
今回は512Gバイトモデルで検証したが、その性能はハイエンドモデルとして十分なものだった。4K時のパフォーマンスも申し分なく、シーケンシャルリード/ライトも特に高速な部類に入る。これは、まだ検証していない小容量モデルにも期待が持てる結果だ。
価格面では、コストパフォーマンス重視だったM500と比べると、M550はやや高めの価格設定で、予想店頭価格は128Gバイトモデルが1万1000円前後、256Gバイトモデルが1万9000円前後、512Gバイトモデルが3万7000円前後、そして1Tバイトモデルが5万8000円前後となっている。若干の容量アップと、大幅なパフォーマンスアップ、そしてライバルとなる他社のハイエンド製品と比べると、そこまで「高い」という印象はない。
ただ、1Tバイトモデルの場合は、M500 960Gバイトモデルとの価格差が5千〜1万円程度あり、大容量モデルは小容量モデルと比べて性能向上幅が小さいことも考えると、旧モデルのコストパフォーマンスのほうが魅力的かもしれない。CurucialによるとM500も併売されるとのことなので、こうした選択肢もしばらくは検討できる。
なお、2.5インチSATAモデルは3月下旬の発売予定で、mSATAとM.2モデルは4月以降順次出荷される見込みだ。
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