半年ぶりの新モデルで何が変わった?──「LaVie Z」2014年PC夏モデル(2/2 ページ)

» 2014年04月24日 22時02分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]
前のページへ 1|2       

インタフェースは十分だが工夫も必要

LZ750/SSのボディカラーはストームブラックのみ。フラットなボディデザインと相まって、とてもシャープなイメージだ

 薄型のボディに合わせて、インタフェースは必要最小限といった構成だ。左側面は、排気口とSDカードリーダー、セキュリティロックスロットのみ。主なインタフェースは右側面に集中しているが、それでも、ヘッドフォン出力とUSB 3.0×2、HDMI出力、電源コネクタだけだ。背面や正面側にインタフェースはない。電源コネクタを右側面に備えるため、奥行きがない場所でも置ける。本体のサイズは319(幅)×217(奥行き)×14.9(高さ)ミリと、底面積はA4クリアファイにほぼ相当する。

 USBポートが2基しかないので、1つをマウスで塞ぐとなると、常時使用できるのは1ポートしかない。USBフラッシュメモリや外付けHDDをつなげば埋まってしまうので、「自宅ではキーボードやUSBサウンドデバイスをつなげたい」というユーザーはUSBハブが必要になる。また、1基はパワーオフUSB充電機能に対応しているので、スマートフォンなどを接続するとさらにUSBが足りなくなる。

 Lavie Zは、IEEE802.11a/b/g/n、および、ac対応する無線LANを備えている。本体に有線LANがないため、無線ネットワークをフル活用することになるが、IEEE802.11acのような高速データ通信が使えるなら大きなファイルのコピーでも苦はない。なお、無線接続ではBluetooth 4.0も利用できる。

 本体左側面の奥にある排気スロット部分は、高負荷をかけるとさすがに熱くなる。ただ、それ以外の部分は熱くなることもなく、ひざの上において使用していると、ボディの場所で温度差を感じる。とはいえ、「熱い」と感じるほどではない。ファンの回転音は、高負荷時には気がつくものの通常はほとんど聞こえない。ただ、これは、ファンがほとんど回っていないためで、ある意味、ファンが回転する音はオンとオフがはっきりしている。

LZ750/SSの正面と背面。インタフェースはインジケータを除いて設けていない

左側面にはSDメモリーカードスロット(SDHC、SDXC対応)を用意し、右側面には2基のUSB 3.0とHDMI出力、電源コネクタを備える

Lavie Zで変わるあなたの「機動力」

 LZ750/SSは、CPUにCore i7-4510U(2GHz、最大3.1GHz)を搭載する。デュアルコアながらHyper-Threadingに対応して4スレッドの同時実行が可能だ。定格の動作クロックは2GHzに抑えているが、Turbo Boost Technologyにより最大3.1GHzまで上昇する。だから、シングルスレッド性能も高い。グラフィックスコアは、CPUに統合したIntel HD 4400を利用する。

 システムメモリはDDR3L-1600を4Gバイト実装する。統合型グラフィックスコアがメモリをシェアするため、実質的に利用できる容量は3Gバイトを切る。データストレージはSSDで、LZ750/SSで容量は256Gバイトだ。ほかのモデルでは容量128Gバイトになる。

 薄型軽量ノートPCながら、搭載するCPUのおかげでオフィススイートやWebサービス、SNSなどのコミュニケーション利用なら十分なCPUとグラフィックス処理性能を発揮する。今回評価した機材はベンチマークテストを実行できない構成だったため、測定したスコアで考察はできないが、3D視覚効果を多用するゲーム以外は快適だ。

 バッテリー駆動時間は、NECが行ったJEITA 1.0の条件による測定で約9.2時間という。Ultrabookとして見ると、やや短い。ただし、LZ750/SSは急速充電が可能で、1時間で容量の80%まで充電できる。バッテリーが減ってきたらコンセントのある喫茶店などで急速充電して、再度バッテリー駆動で使うという運用が可能だ。この場合、ACアダプタも携帯することになるが、ACアダプタの重さは約192グラムで、本体と合わせても約987グラムと一緒に持ち歩いても負担が少ない。

 Lavie Zは、薄さと軽さを最大限生かして、携帯利用重視で使うのが適している。1キロ台のノートPCを携帯しているユーザーであれば、「これまでの重さはなんだったの?」と795グラムという重さに感動するだろう。、有線LANは利用できないが、IEEE802.11acを活用すればギガビットイーサネットに近い転送速度を利用できる。

Lavie Zで実現すフットワークの軽いモバイル環境が、屋外を活躍の場とするユーザーの機動力を大きく広げるするのは間違いないはずだ。

 なお、製品版を使ったパフォーマンス測定やバッテリー駆動時間テスト、騒音や表面温度の検証は、後日報告する予定だ。


NEC Direct(NECダイレクト)

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  3. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  4. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  5. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  6. マウス社長が3日間“フル参戦”した理由とは? 大阪・梅田のど真ん中で起きた“eスポーツ×地域振興”の化学反応 (2026年02月11日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. ASRock、“CPU起動トラブルを解決”するSocket AM5マザー用のβ版BIOSを公開 (2026年02月10日)
  9. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
  10. ソニーが「Blu-ray Discレコーダー」の出荷と開発を終了 代替の録画手段はある? (2026年02月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年