まさに“ぼくのかんがえた、さいきょうのノートPC”――「NEXTGEAR-NOTE i1110PA1-SP3」がすごすぎる:私の価格は65万円です(3/3 ページ)

» 2014年06月21日 00時00分 公開
[石川ひさよし(撮影:矢野渉),ITmedia]
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ノートブックでありながらデスクトップを打ち負かせるパフォーマンス

 今回の評価機は製品版とは1点異なる点がある。それはCPUにCore i7-4930MX(3GHz/最大3.9GHz)を搭載しており、本来のNEXTGEAR-NOTE i1110PA1-SP3とは若干異なる。以下にベンチマークスコアを掲載するが、実機はさらに高いと思っていただいて結構だ。そのほか、GPUやSSDの仕様は同じである。

 まず、今回の検証に際して、同じく「i1110」シリーズから、旧機種である「i1110PA4-SP3」と「i1110PA1-SP2」も比較対象として並べた。いずれも強力なシステム構成だが、この2機種はGPUに前世代のGeForce GTX 780MXをSLIで搭載しており、この点で最新モデルのi1110PA1-SP3とどの程度の差があるか気になるところだろう。

比較機種
製品名 i1110PA1-SP3 i1110PA1-SP2 i1110PA4-SP3
CPU Core i7-i7-4930MX(評価機) Core i7-i7-4930MX Core i7-i7-4930MX
GPU GTX 880M SLI GTX 780M SLI GTX 780M SLI
SSD Samsung 840 EVO×4 TOSHIBA HG6×4 Samsung 840 EVO×2

 各モデルの主な構成は上記表に示した通り。i1110PA1-SP3にCore i7-4930MXが搭載されていたため、期せずしてCPUがそろった格好になっている。ただ、SSD RAIDの台数や採用モデルが各モデルで違う点に留意してほしい。

 さて、3DMarkのFire Strikeスコアで見ると、やはりi1110PA1-SP3がトップに立った。ただし、Cloud GateあたりまではGTX 780MのSLIと大きな差はない。簡単に言ってしまうと、GPUが強力すぎるために低負荷な処理では差がつかないという状況だ。

3DMark

 PCMark 8に関しては、i1110PA1-SP3がWorkでトップに立ったほかは、わずかな差でi1110PA4-SP3がよりよいスコアを出した。特徴的なのはStorageスコアで、今回の比較では、i1110PA4-SP3が台数違い(2基のRAID 0)、i1110PA1-SP2がモデル違い(東芝HG6×4基)と異なるが、どれもほぼ同じスコアである点。こちらも、RAID 0でスピードアップするのは2基までで、それ以上は容量面でのメリットのみとなることを示唆している。

PCMark 8

 さて、ここからはi1110PA1-SP3単独でのテストとなるが、まずはストレージ性能をもう少し見るためにCrystalDiskMarkを試してみた。こちらの結果は、シーケンシャルリードが1.05Gバイト/秒、同ライトが930Mバイト/秒、512Kで見るとリードが904.5Mバイト/秒、ライトが895.5Mバイト/秒となった。

CrystalDiskMark

 帯域自体にはまだ余裕がありつつも1Gバイト/秒程度に落ち着いているのは、おそらくシステムドライブとして利用しているためだろう。ただ、1Gバイト/秒近く出れば、普段の作業においては「超」がつくほど快適であることは言うまでもない。

 4Kのスコアを見ても、リードが34.67Mバイト/秒、ライトが95.66Mバイト/秒あり、4K QD32では600Mバイト/秒前後のスコアが出ている。そう考えると、RAID 0は2台までで十分と言えるわけだが、このクラスのPCで「空きドライブを残していいのか!?」とか「SSDで単体HDD並みの容量を実現」とか、PCに野望を抱く方にとってはトコトン突き進みたいところだろう。

 続いてはCINEBENCH R15でCPU性能を見た。こちらのスコアはCPUが681cb、Single Coreが145cbとなった。なお、デスクトップ向けのCore i7-4770Kの場合でCPUが750cb前後、Single Coreが150前後になるため、マルチスレッド時は多少の差がついているものの、シングルコア時はかなり接戦している印象だ。

 もちろん、Hyper-Threading対応デュアルコアの4スレッドまでのCPUと比べれば、マルチスレッド性能も突き放しており、並みのノートブックPCでは太刀打ち出来ないパフォーマンスである。

CINEBENCH R15

 MediaEspressoによるトランスコードテストでは、15分23秒のフルHDAVCHDソースに対し、ソフトウェア時で5分14秒、ハードウェア時で3分55秒で処理を完了した。ハードウェアトランスコード時に用いられるのはCUDAだった。

MediaEspressoのトランスコートテスト。ソフトウェアエンコード(画面=左)とハードウェアエンコード(画面=右)の結果

 実際のゲームタイトルを目安にした3D性能では、まずファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼアベンチマークキャラクター編を試した。結果は、1920×1080ドットの最高品質で9487というスコア。フレームレートは84.429fpsで、当然「非常に快適」という評価が得られた。このクラスのゲーミングノートPCにとって、新生FF14はもはや“軽すぎるタイトル”といえる。

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編。1920×1080ドット、最高品質

 一方、バトルフィールド4でも、1920×1080ドットの最高画質で81.650fpsとなった。60fpsを余裕で満たし、もちろんスムーズな描画であることは言うまでもない。最高のクオリティで快適に楽しめるはずだ。

まさに最強のゲーミングノート――買える人がうらやましい!!

 NEXTGEAR-NOTE i1110PA1-SP3は、ハイエンドのCPUとハイエンドのGPUを2基、そして1TバイトのSSDを4発搭載するだけに、CPU、GPU、ストレージの各性能も、ゲーミングデスクトップPCとすら肩を並べる。それどころか、バトルフィールド4に関して言えば、Core i7-4770K+GeForce GTX 780 TiシングルGPU構成よりも高いフレームレートですらある。もちろん、一般的なメインストリームデスクトップと比べて高い性能を発揮してくれる。

 本機の価格は約65万円(税別)と、購入できる人間を限りなくふるいにかけてしまう価格設定ではあるが、もちろん、i1110PA1シリーズにはブロンズモデル、ゴールドモデルも存在する。一般的なノートPCを駆逐艦とするなら、それでも軽巡(ブロンズ)や重巡(ゴールド)クラスの戦闘力を保有する。そして、戦艦クラスのプラチナモデル、それも最上級のi1110PA1-SP3が実現する超弩級のパフォーマンスは、幅広い戦術(活用法)を可能にしてくれるはずだ。

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