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» 2014年07月24日 11時45分 公開

SOHO/中小企業に効く「USBメモリ」の選び方(3):安心して仕事で使える「USBメモリ」を選んでみた――重要なのはセキュリティ対策 (3/3)

[山口真弘,ITmedia]
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ハードウェア暗号化、ウイルスチェック機能、管理ソフトウェアに対応

 ここまで紹介したUSBメモリを管理ソフトウェアに対応させ、同ソフトウェアが備えるさまざまな機能を利用できるようにした製品は、法人ごとのセキュリティポリシーに応じた細かい設定が行える。法人向けUSBメモリとしては最上位に相当するモデルだ。本稿冒頭に記したラインアップの枠組みで言うと(3)に相当する。管理ソフトウェアは別売となっているので、予算計画を立てる上では注意したい。

 バッファローでは、USB 3.0対応の「RUF3-HSTV」シリーズ、USB 2.0対応の「RUF2-HSC-TV」シリーズがそれぞれ同社の管理ソフトウェア「Secure Lock Manager 2」に対応している。前者はRUF3-HSLTVシリーズ、後者はRUF2-HSCLTVシリーズを管理ソフトウェアに対応させた製品という位置づけだ。

バッファローの「RUF3-HSTV」シリーズ(写真=左)および「RUF2-HSC-TV」シリーズ(写真=右)

 アイ・オー・データ機器では、USB 3.0対応の「ED-SV4」シリーズが同社の管理ソフトウェア「SUManager4」に、USB 2.0対応の「ED-SV3」シリーズが同じく「SUManager3」にそれぞれ対応している。両モデルとも、管理ソフトウェアの機能制限版を無料でダウンロードして利用できるので、パスワードロック時の救済やOSによる使用制限といった機能を手軽に試せるのはうれしい。

アイ・オー・データ機器の「ED-SV4」シリーズ(写真=左)および「ED-SV3」シリーズ(写真=右)

 エレコムは先ほどのハードウェア暗号化+ウイルスチェック機能搭載モデルを管理ソフトウェアに対応させた製品を、トレンドマイクロ版「MF-PUVT3M1」、シマンテック版「HUD-PUVS3M1」、マカフィー版「HUD-PUVM3M1」のそれぞれについて用意している。管理ソフトウェアは共通で、同社の「セキュリティUSBマネージャー(HUD-SUMA)」を使用する。

エレコムの「MF-PUVT3M1」シリーズ(写真=左)および「HUD-PUVS3M1」シリーズ(写真=右)
エレコムの「HUD-PUVM3M1」シリーズ

 グリーンハウスはスライドコネクタ式の「GH-UFD*VCSM」シリーズとキャップ式の「GH-UFD*VCM」シリーズの2種類のモデルをラインアップ。いずれも同社製の管理ツール「GH-MNG-VS」に対応する。今回紹介している同社のほかのモデルと同様、USB 3.0には対応せず、USB 2.0モデルだ。

グリーンハウスの「GH-UFD*VCSM」シリーズ(写真=左)および「GH-UFD*VCM」シリーズ(写真=右)

さらにユニークな法人向けUSBメモリも

 上記のラインアップ構成には収まらない、ユニークな製品もいくつか存在する。それらの特徴を紹介して、本連載の締めとしよう。

 USBメモリ本体の数字ボタンで暗証番号を入力し、ロックを解除してからPCに差し込むことで初めて利用できるのが、アイ・オー・データ機器の「ED-HB」シリーズだ。本体にボタンを備えるかなり特殊な製品だが、ソフトウェアによる認証がなじめないというユーザーでも利用しやすいのはもちろん、ソフトウェアによる認証が行えないプラットフォームでも動作するのが利点だ。

 店頭販売のない受注製品だが、同社の「ED-CCV」シリーズも特徴的な製品だ。PC接続中は印刷やスクリーンキャプチャをオフにすることで情報漏洩(ろうえい)のリスクを低減するほか、データをPC側にコピーさせず、編集はすべて本製品上で行うことで、PCへのデータ残存を防ぐ機能も備える。製品本体のほか、管理コンソールソフトウェアが必要となる点には注意したい。

アイ・オー・データ機器の「ED-HB」シリーズ(写真=左)および「ED-CCV」シリーズ(写真=右)
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