「iPhone 6」は9月19日に発売? 「iWatch」は本当に出る?――Appleイベントの見どころすべては今夜明らかに(3/3 ページ)

» 2014年09月09日 18時15分 公開
[ITmedia]
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謎に包まれた「iWatch」は腕時計の再発明なのか?

 次期iPhoneとともに発表されると考えられるウェアラブルデバイスだが、こちらはAppleが存在すら認めておらず、iWatchという製品名さえさだかではない。

 しかし、大画面化が進み、従来ほど手軽に扱えなくなったという評価が出てくることも予想される次期iPhoneに対して、手元で必要な情報を閲覧して簡単な操作ができ、iPhoneと連携できる新しいウェアラブルデバイスが補完的な役割を果たすことは想像に難くない。iPhoneの大画面化に合わせて発表するのは、絶好のタイミングとも考えられる。

 iOS 8にはフィットネスアプリのデータを集約する健康(Health)アプリやスマートホームアプリ開発環境が追加されており、それらと連携する新デバイスとしてiWatchを投入するという流れも自然だ。また、9TO5Macは米FacebookがイベントでFacebookアプリを披露するとの情報も伝えており、iPhoneとiWatchを連携させて使えるSNS機能などが用意されるとみられる。

「iWatch(仮称)」はiOS 8の「健康(Health)」アプリと連動するとみられる。画像はiPhone 5sでのアプリ表示イメージ

 ラインアップは、男性用と女性用を意識したものか、こちらもサイズが異なる2モデル展開になるとの予測が多い。スペックについては、1型〜2型程度のディスプレイをはじめ、Siriによる音声アシスタント、モバイル決済用のNFC、ワイヤレス充電機能などの搭載がうわさされている。また時計であるならば、サファイヤガラスや日常生活防水はiPhoneよりむしろiWatchに優先して採用してもらいたい仕様だ。

 iWatchが難しいのは、携帯電話に比べて、腕時計がアクセサリやファッションとしての価値も求められる点だ。つまり、スペック以上にデザインで抜きん出ているかが、iWatch成功の鍵になり得る。前述のようにAppleは同イベントにファッション誌の編集者やブロガーも招待しており、相応の自信があるのだろう。

ITを駆使したマーケティングで英Burberryを復活させたアンジェラ・アーレンツ氏。現Appleリテール&オンラインストア担当上級副社長

 実際、Appleは仏ファッションブランドのYves Saint LaurentでCEOを務めたポール・ドヌーヴ氏を特別プロジェクト担当副社長として2013年7月に採用。その後も、英BurberryのCEOを務めていたアンジェラ・アーレンツ氏がリテール&オンラインストア担当上級副社長に就任し、Burberryや米Nikeでソーシャルメディアのキャンペーンを担当したムーサ・タリク氏をリテール部門のディレクターに据え、スイスの高級時計ブランドであるTAG Heuerから販売ディレクターを引き抜くなど、その筋の人員をそろえて準備してきた。

 腕に装着するウェアラブル機器というと、スポーツウォッチから派生したようなカジュアルなデザインが多いが、iWatchはウェアラブル機器でありながらラグジュアリーウォッチのような高級感をどこまで追求するのか(当然、価格的な制約もあるだろう)、普段高級時計を身につけているような層にもアピールできる製品なのか、それとも既存の腕時計との共存を図るデザインなのか、その正体に興味は尽きない。発売時期は年内に間に合わず、来年になるとの見方が強いようだ。


 2007年のMacworld Expoにて、故スティーブ・ジョブズ氏が「電話を再発明する」と言って初代iPhoneを発表したのは、今でも語り草になっている。今回、「腕時計を再発明する」という言葉とともにiWatchが発表されるかどうかは不明だが、ティム・クックCEOが印象的なフレーズをこの新しいウェアラブルデバイスのお披露目に用意していることも期待したい。

 後年、「あの発表で時代が変わった」と語り継がれるようなイベントになるか。睡魔を軽く吹き飛ばすエキサイティングな発表内容であることを願うばかりだ。



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