9月18日午前2時(日本時間)、iOSデバイス向けの最新OS「iOS 8」の配信が開始されました。デザインの大幅な変更はないものの、細部で機能が進化しているため、触れば触るほど楽しくなる“中身イケメン”な印象を受けます。
ただ、毎度のごとく操作にとまどう場面にも遭遇したので、解決方法と合わせてご紹介します。とりあえずこれだけやっとけばOKです、たぶん。
ホームボタン2度押しで表示されるマルチタスク画面に、新たに連絡先の「履歴」や、「よく使う項目」などが表示されるようになりました。
アプリを起動せず簡単に電話などをかけられますが、不要な場合は非表示に設定できます。
iOS 8ではホームボタンを長押ししなくても、「Hey Siri」と声をかけるだけでSiriが起動します。ただし「設定」→「一般」→「Siri」→「“Hey Siri”を許可」をオンに設定し、電源を接続している必要があります。
また、スリープ状態やロック画面でも声かけ機能を使う際は、「設定」→「Touch IDとパスコード」→「ロック中にアクセスを許可」項目の「Siri」をオンにすればOK。ただしこの場合、指紋認証やパスコードを解除しなくても連絡先などの情報が引き出せてしまうため、注意が必要です。
通知センターには新たにウィジェット機能が追加されました。通知センターをスクロールし、最下部の「編集」バーをタップ。「非表示」項目の中から、表示したいウィジェットを追加していきます。
アップデート直後は天気が表示されない場合があるので、以下のいずれかを試してみましょう。
長らく不満の1つだったiOSの予測変換が、iOS 8では大きく改善されました。他社製キーボードのサポートに注目が集まっていますが、純正キーボードでもある程度は不自由なく使えそうです。主な予測変換の機能を試してみました。
さらに驚くのは、予測入力機能「QuickType」。英字キーボードなどに搭載されており、タップ数回で文章がサクサク書けます。
過去の入力データをもとに候補がカスタマイズされるほか、アプリによってカジュアル/フォーマルの表現まで使い分けるそう。日本語にも実装されれば、いずれフリック入力すら必要なくなるかもしれません。アップル、本気出すの遅すぎィ!
iOS 8は18日に配信が始まったばかりなので、不満点は今後のアップデートで改善される可能性があります。まずはあれこれと工夫しながら、iOS 8を楽しみたいですね。あとはAPIが4000以上開放されたことによるサードパーティ製アプリの進化や、OS X Yosemiteとの連携がとても楽しみです。
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