富士通は10月9日、着脱式キーボード付きの10.1型2in1デバイス「ARROWS Tab QH55/S」を発表した。2014年12月中旬に発売する。価格はオープン、税別の実売価格は11万円強の見込みだ。
Windows 8.1 with Bing 64ビット版とOffice Home and Business 2013(Office Premiumではない)を備えた10.1型2in1デバイス。着脱式のスリムキーボードが付属し、合体時はクラムシェルノートPC同様の「キーボードスタイル」、液晶部分を取り外すことで「タブレットスタイル」として扱える。1024レベルの筆圧検知に対応した電磁誘導方式のスタイラスペンも付属し、タブレット本体に収納可能だ。
CPUはAtom Z3795(1.59GHz/最大2.39GHz)を採用し、4Gバイトメモリ(LPDDR3L-1066)、64Gバイトフラッシュメモリ、1920×1200ピクセル(WUXGA)表示の10.1型ワイド液晶ディスプレイ(光沢仕様)を搭載する。液晶ディスプレイは、太陽光下を検知してディスプレイ輝度やコントラストを調整し、視認性を高める「スーパークリアモード」も装備した。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0、NFCを内蔵。SDXC対応のmicroSDメモリーカードスロット、USB 3.0、USB 2.0、Micro HDMI、音声入出力、ステレオスピーカー、デュアルマイク、指紋センサー、約800万画素のメインカメラ、約200万画素のインカメラに加えて、センサー類としてGPS、加速度、地磁気、照度、ジャイロも備えている。
38ワットアワーのリチウムポリマーバッテリーを内蔵し、公称バッテリー駆動時間は約11時間(JEITA 2.0)。本体サイズは265.5(幅)×188.8(奥行き)×10.2(高さ)ミリ、重量は約680グラムだ。
着脱式スリムキーボードは、キーピッチ約17.5ミリ、キーストローク約1.7ミリの日本語キーボードと2ボタン式のタッチパッドを装備。キーボード接続時は本体サイズが265.5(幅)×223.8(奥行き)×17.6〜18.2(高さ)ミリ、重量が約1.38キロ、公称バッテリー駆動時間が約10時間(JEITA 2.0)となる。
同社のクラウドサービス「MyCloud」と連係し、自宅のレコーダーなどに録画した番組を外出先でストリーミング視聴できるほか、自宅ではワイヤレスで録画番組をダウンロードして楽しめる機能を持つ。
広辞苑第六版、リーダーズ英和辞典第3版、新和英中辞典第5版、学研パーソナル統合辞典(4種)といった電子辞書ソフト、省電力モードやワイヤレス通信の切り替えなどが1カ所から行える設定ユーティリティ「ステータスパネルスイッチ」も備えている。
ARROWS Tab QH55/Sの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | ストレージ | OS | 実売 |
ARROWS Tab QH55 | QH55/S (1色) | タブレット | フルモデルチェンジ | Atom Z3795(1.59GHz/最大2.39GHz) | 4GB (LPDDR3L) | 64GB SSD | 64ビット版 Windows 8.1 with Bing | 11万円強 |
ARROWS Tab QH55/Sの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | ワイヤレス通信 | インタフェース | サイズ | バッテリー駆動時間 | 重量 |
ARROWS Tab QH55 | QH55/S (1色) | 10.1型ワイド | 1920×1200 (タッチパネル) | IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0、NFC | USB 3.0、USB 2.0、microSD、Micro HDMIなど | 265.5×188.8×10.2ミリ(単体)、265.5×223.8×17.6〜18.2ミリ(合体時) | 約11時間(単体)、約10時間(合体時) | 約680グラム(単体)、約1.38キロ(合体時) |
直販サイトの「富士通 WEB MART」では、カスタムメイドモデルの「WQ1/S」を用意。非光沢仕様の液晶ディスプレイや128Gバイトフラッシュメモリ、ワイヤレスキーボードが選べるほか、着脱式スリムキーボード、スタイラスペン、Office 2013を省いた低価格構成も選択可能だ。
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