こんにちは、ドリキンと申します。普段はサンフランシスコに在住していてソフトウェアエンジニアをしていますが、今回縁あって、ITmedia PC USERで「Surface 3」のレビューを書かせていただくことになりました。よろしくお願いします。
日本での販売開始(6月19日)に先行して、5月5日にUSで発売された「Surface 3」を発売日に入手したので、実際に2週間ほど使ってみた正直な使い勝手をレビューします。
筆者はもともと「Surface Pro 3」をメインPCとして使っていて、さらに最近発売されたAppleの「新しいMacBook」も購入して使っているので、これらとの性能や使い勝手の違いについても、筆者の観点から感想を述べます。Surface 3の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
Surface 3は「2in1タブレットPC」と呼ばれるジャンルに属する製品です。その名の通り、タブレットとPCのどちらの要素も備えたデバイスです。Surfaceシリーズの最大の特徴は「Type Cover」と呼ばれるカバー兼キーボードとなるデバイスで、本体にマグネットで装着することにより、使わないときは液晶ディスプレイを保護するカバーとして、使うときはノートPCのようなキーボードとして利用できます。
Type Coverは標準で付属していませんが、実質的にはセットで利用することで真価を発揮するデバイスなので、購入時にはSurface 3本体の価格に加えて、Type Coverの価格も考慮する必要があることは注意してください。
Type Coverはカラーバリエーションが充実しているので、全5色から好みのカバーを購入することで個性を出すことができます。
初代から3代目のSurface 3 Proまでは、本体サイズや、画面比率など、基本的なスペックも含めて、世代ごとにデザインが変わりながら進化してきましたが、Surface 3に関しては、ほぼSurface Pro 3と同じデザインを踏襲していて、外観はサイズを12型から10.8型に小型化しただけという印象です。
Surface Pro 3をメインPCとして利用している筆者でも、横に並べてサイズを比較するか、背面のロゴを確認しない限り、ぱっと見では区別がつかないほどデザインは似ています。
個人的にはSurface Pro 3でもかなりコンパクトで、モバイルには最適なサイズだと思っていましたが、12型から10.8型へのサイズ縮小効果は想像以上に大きく、Surface 3はSurface Pro 3と比較しても、確実に体感できるほど小型軽量で、ハードウェアデバイス的には9.7型の「iPad Air 2」や、他の10型級タブレットと同程度の携帯性を備えていると言えます。
実際Surface 3を入手して以降、Surface Pro 3が完全に自宅の据え置きPCとなってしまい、まったく持ち運んで使わなくなってしまいました。
具体的なハードウェアスペックやSurface Pro 3との外観比較などは、別途Surface 3の開封リポート記事(ITmedia Mobile)にて詳しくレビューしたので、興味がありましたらそちらも併せてご覧ください。
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