米Microsoftは7月6日(現地時間、以下同)、次期Windowsプレビューである「Windows 10 Insider Preview」の最新版「Build 10162」をWindows Insider Program参加者の「Slow Ring」選択ユーザーに向けて公開した。同社OSグループでエンジニアリンググループマネージャーを務めるガブリエル・オウル氏がTwitterで告知している。
Build 10162は7月2日に「Fast Ring」選択者に向けて公開され、7月3日にはクリーンインストールが可能なISOファイルでの提供も開始していた。
7月29日のWindows 10一般公開に向け、Build 10162は不具合の修正や性能の改善を図った内容だ。過去のBuildに比べて、安定性、パフォーマンス、バッテリーライフ、互換性が向上したとしている。
Windows 10 Insider PreviewはWindows Updateを通じて更新できるが、Fast RingとSlow Ringの2段階で更新タイミングを設定可能だ。Fastは「更新スピード」優先、Slowは「安定性」優先とされており、最初にFast選択ユーザーへ提供した最新Buildで大きな不具合が発見された場合、その対処後にSlow選択ユーザーへ提供する流れになっている。
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