「Windows Phone 8.1」のカメラをチェックするリンゴに飽きたらWindows Phoneを食べればいいじゃない(5)

» 2015年07月28日 06時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

←・Flashは動く?――「Windows Phone 8.1」のブラウザをチェックする

スマートフォンで重要なウェイトを占めるカメラ機能

 スマートフォンでよく使う機能の上位によく挙がるのがカメラ機能だ。画質や機能は日々進化しており、SNSなどに写真をアップロードしたり、いろいろな場面で活用したりする機会が増えてきた。そこで今回はカメラ機能に焦点を当ててWindows Phone 8.1を見ていこう。

 今回も、マウスコンピューターの「MADOSMA」を使ってWindows Phone 8.1のカメラをチェックしていく。MADOSMAは有効画素数約800万画素のアウトカメラと、有効画素数約200万画素のインカメラを搭載する。ミドルレンジのモデルとしては妥当なスペックだろう。

MADOSMAのカメラ 有効画素数約800万画素のアウトカメラを搭載する「MADOSMA」。LEDフラッシュも搭載する

Windows Phone 8.1に搭載するカメラのユーザーインタフェース

 Windows Phone 8.1のカメラを起動すると、以下のようなファインダー画面が表示される。Windows Phone 8.1のカメラUIは、一部のモデルを除いて統一されており、どのメーカーであっても同様の使い勝手を実現している。

Windows PhoneのカメラUI 各種アイコンが左右に並ぶ

 用意されている撮影方法は「1枚撮影」「バーストモード」「ビデオ」の3種類だ。写真の設定では、フラッシュの使用や撮影サイズの変更といった基本的なものから、ISO感度(AUTO、100、500、1000、1500、2000、2500、3000、3200)、解像度(640×480、800×600、1024×768、1280×720、2048×1536、5MP、8MP)、露出(-12〜+12)、干渉縞の防止(AUTO、50Hz、60Hz)、ホワイトバランス(AUTO、Cloudy、Daylight、Flash、Fluorescent、Tungsten、Candlelight)、シーンモード(AUTO、Portrait、Sport、Snow、NightBeach、Sunset、Candlelight、Landscape、Backlight)というような細かい設定も可能だ。

 スマートフォンのカメラで重要なことは、オートで素早く簡単にきれいな写真が撮れることだと筆者は考えるので、ここまでの設定項目が必要かと言えば疑問が残るところ。しかし、昨今のモデルではこれらの設定ができるものも多い。Windows Phone 8.1でも同様の設定が可能ということで、こだわり派のユーザーはぜひ活用したいところ。

MADOSMAのカメラ 細かく調整できるのはいいのだが、設定の階層を深くたどって変更しなくてはならないため、使い勝手には疑問が残る。また、ホワイトバランスやシーンセレクトの項目がWindows Phone 8.1 Update 2時点では日本語化されておらず、若干不親切になっている

ベストショットが狙える「バーストモード」

 Windows Phone 8.1のカメラ機能で実用性が高いのがバーストモードだ。シャッターを押している間に写真を連写することで、後からベストショットを選ぶことができる機能だ。動き回るペットや子ども、スポーツシーンなどで大いに役立つ。実はこういったはやりの機能も備えている。

バーストモード 「バーストモード」はWindows Phone 8.1から追加された新機能だ。シャッターを押している間、連写撮影を行う
バーストモード 連写した写真の中からベストショットを選んで保存できる

ビデオは最大1080pで撮影可能

 ビデオ撮影は、撮影サイズをVGA、720p、1080pから選択可能で、いずれも30fpsで撮影できる。手ブレ補正機能を搭載しておらず、動きながらの撮影は不得意なのが残念だ。

ビデオ撮影 ビデオ撮影中は左下に撮影時間が表示される

写真の確認は「フォト」で

 撮影した写真や動画はアプリの「フォト」で確認できる。保存された写真は撮影日時順で並び、写真を長押しすればSNSなどへの共有や削除、お気に入り登録が可能だ。写真をお気に入りに登録すると、スタート画面上に配置したフォトアプリのタイルでスライドショーされる写真を選ぶことができる。また、FacebookやTwitter、OneDriveに保存した写真をアプリ内でシームレスに表示することもできるので、本体のメモリ容量を節約するために、撮影した写真をオンラインストレージに保存しても、写真の一覧性が悪くならないのが好印象だ。

すべてアルバム 撮影した写真は四角いサムネイルで並び、上下にスクロールする(写真=左)。アルバムでは、SNSにアップロードした写真も確認できる

 次回は、音楽や動画の再生を試してみる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年05月15日 更新
  1. ロープロファイル磁気スイッチ搭載、ELECOM GAMINGの「VK720AL」を試す 次世代ゲーミングキーボードはさらに“低く速く”を目指した (2025年05月14日)
  2. 赤外線リモコンで家電製品をオン/オフできるオーム電機のリモートプラグ新モデル「OCR-RCT01W」を試してみた (2025年05月14日)
  3. PCIe 5.0対応で電力効率に優れたSSD「WD_BLACK SN8100 NVMe SSD」シリーズ登場! 8TBモデルや新型ヒートシンク付きモデルも 発売は6月中旬予定 (2025年05月14日)
  4. ミニPCに外付けGPUを接続できる! 約1.2万円のOCuLink拡張ドック「DEG1」、MINISFORUM AI X1で試した (2025年05月12日)
  5. Dynabookが個人向けモバイルノートPCの25年夏モデルを発表 Copilotキーを搭載しプリインストールの「Microsoft Office」を刷新 (2025年05月14日)
  6. キングジム、電子メモパッド「ブギーボード」に13型サイズの大判モデルを追加 (2025年05月14日)
  7. レノボ、Type-Cドック機能も利用できる34型ウルトラワイド液晶ディスプレイ (2025年05月14日)
  8. アイ・オー・データ機器がMini LED適用の27型ゲーミングディスプレイを投入 200Hz駆動/0.9ms応答で実売6万円前後 (2025年05月14日)
  9. NECPCが直販限定の「LAVIE Direct N15 Slim」を発売 Windows 10のサポート終了を視野に、12万円弱の手頃な価格を実現 (2025年05月13日)
  10. Core i3を搭載した8型2in1モバイルPC「GPD Pocket3 Pro」の国内予約が開始 (2025年05月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年