EIZO、Android/iOSやクラウドサービスと連携する27型液晶ディスプレイ「FORIS FS2735」を発表144Hz駆動/AMD FreeSyncにも対応

» 2015年08月06日 12時49分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 EIZOは8月6日、専用のAndroid/iOSアプリ「G-Ignition Mobile」を使ったディスプレイの色合い調整や、独自のクラウドサービス「G-Ignition Drive」で色合いの設定値を保存、共有できる27型液晶ディスプレイ「FORIS FS2735」を発表した。発売日は今冬で、価格は未定。

FORIS FS2735 27型液晶ディスプレイ「FORIS FS2735」

 FS2735は、同社のエンターテインメントブランド「FORIS」(フォリス)の新モデル。マルチディスプレイ利用に適した4面スリムベゼルデザインで、昇降、チルト、縦回転に対応したディスプレイスタンドを採用。144Hz駆動に対応した2560×1440ピクセル(WQHD)表示の27型IPSパネルを搭載する。

FORIS FS2735FORIS FS2735 前面(写真=左)、背面(写真=右)
FORIS FS2735FORIS FS2735 昇降、チルト、縦回転に対応する

 特徴としては、同社製ディスプレイで初めてBluetooth Smartを搭載。Android/iOSデバイスとFS2735をBluetoothでペアリングすることで、従来はPCからしかできなかったディスプレイの色合い調整などを自社開発の専用アプリ「G-Ignition Mobile」(今冬リリース予定)上で行うことができる。さらに、デバイスの電話やSNSの着信通知をFS2735の画面上に表示する機能も備える。

 また、自社開発のクラウドサービス「G-Ignition Drive」で、色合いの設定値をクラウド上に保存、共有することができる。知人と設定値を共有したり、有名なゲームプレイヤーの設定値を自分のディスプレイに反映させるといった使い方を想定するという。本サービスは2015年9月より提供開始予定で、まずは現行製品の「FORIS FS2434」「FS2434-R」「FORIS FG2421」で利用可能だ。

 従来製品にも搭載していた独自の視認性向上技術「Smart Insight」は、第3世代の「Smart Insight Demolition」に進化。従来は暗部のみ自動認識・補正していたが、Smart Insight Demolitionでは白を多く含むまぶしいシーンも自動認識・補正できるようになった。これにより、明るいシーンでも暗いシーンでも、ゲームプレイで対戦相手を見つけやすくなるなどのメリットが期待できる。

 そのほか、輝度全域でのフリッカーフリー表示、ブルーライト低減モード、AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSync」(GPUからの映像出力フレームとディスプレイのリフレッシュレートを同期させてティアリングを抑える)などに対応する。

 映像入力はDisplayPort×1、DVI-D×1、HDMI×2、音声出力はヘッドフォン端子のほか、外部スピーカー用のラインアウト端子を搭載する。本体側面にはUSB 3.0のハブを2基備える。

FORIS FS2735 背面端子

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