台湾Acerは3月31日(現地時間)、タッチパネル付き24型ワイド液晶ディスプレイ搭載のオールインワンビデオ会議端末「Chromebase for Meetings」を北米と欧州の一部で発売した。米国での価格は799ドル(約8万9000円)。日本を含む他の地域でも間もなく発売する計画だ。
Chromebase for Meetingsは、現在日本でも販売されている「ASUS Chromebox for Meetings」と同様に、米Googleのビデオチャットサービス「ハングアウト」ベースのテレビ会議に参加できるシステム。OSはGoogleのChrome OSを採用する。販売価格には、初年度の管理・サポート代が含まれる。
Chromebox for Meetingsと異なり、ディスプレイ一体型なので、箱から出してネットワークに接続し、アカウントを設定するだけでテレビ会議システムに追加できるという。Chromebox for Meetingsは会議室などに置いて複数のメンバーが1台の端末を使えるが、Chromebase for Meetingsが想定するのは2人までだ。
24型ワイド液晶ディスプレイの解像度は1920×1080ピクセル(フルHD)で、HDカメラ、4つのマイク、2つのステレオスピーカーを搭載する。プロセッサはCeleron(2コア)、メモリは4GB。HDMI、ヘッドフォン出力、USB 3.0、USB 2.0ポートとSDカードスロットを備える。ネットワークはWi-Fi(IEEE802.11ac)、Bluetooth 4.0をサポートする。
Googleは2016年3月、Googleハングアウトをアップデートし、テレビ会議に接続できる端末の台数を従来の15台から25台に拡大している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.