やっと届いた「Oculus Rift」製品版を開封して分かったこと未来の体験が家庭へ(3/3 ページ)

» 2016年04月30日 06時00分 公開
[ドリキンITmedia]
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HMDにつきまとう着脱の煩わしさは「意外に慣れる」

 いよいよ、Oculus Rift本体を開封していきます。本体はメインとなるHMD部分と、側面から左右に伸びた柄の部分があり、ステレオのヘッドフォンが柄の部分にじか付けされています。

 さらに、ヘッドマウント上部の真ん中から頭頂部をカバーするようにベルトが伸びていて、後頭部でそれらが結合されています。Oculus Rift本体は、この左右から伸びたベルトと上部のベルトによって、頭部に固定される仕組みです。

 PC本体に接続するケーブルは、長さが十分に取られているのと後頭部から少しずれたあたりからケーブルが垂れるようにデザインされているので、思ったほど邪魔にならないというのが第一印象です。

Oculus Rift本体(上から) Oculus Rift本体。メインとなるHMD部分と、側面から左右に伸びる柄の部分、そしてユーザーの頭部に固定するためのベルト、ケーブルが付いています

 HMDに対する最大の懸念が着脱の煩わしさだったのですが、Oculus Riftはプロトタイプを市場に数回リリースしているだけのことはありました。最初だけ少し苦労しますが、慣れるとかなり簡単に着脱できます。帽子をかぶるように……とは言い過ぎかもしれませんが、一度フィットしてしまえば、かなり簡単に着脱できるところは、いい意味で期待を裏切られました。

Oculus Rift本体(下から) Oculus Rift本体を下から見ると、このようになっています。鼻が当たる部分がカットされています
レンズ位置の調整つまみ ヘッドマウント本体の下部にあるレンズ位置の調整つまみ

 細かい点かもしれませんが、ヘッドフォンが内蔵されている点も他のVRデバイスと比べてポイントが高いです。ケーブルの取り回しがスマートになるという利点もありますし、VRにおけるサウンドの重要性を考えても、コンテンツを作る側が安定したユーザーのリスニング環境を想定してコンテンツを作り込めるので最適化しやすい、というのも大きなメリットだと思います。

内蔵ヘッドフォン ちょうどいい具合に耳の位置で固定できる内蔵ヘッドフォン

メガネを付けたままの利用は厳しい?

 一方、既に届いたユーザーの間でも話題になっているようですが、メガネを付けたままでの装着はかなり難しそうです。HMDの外枠部分が可動しないうえ、内部がかなり狭めに作られているので、そもそもこの枠に入らないメガネは装着できないですし、仮に入ったとしてもレンズと顔の空間がかなり狭いので厳しい気がします。

 僕の場合は顔が大きいから無理だろうなと諦めましたが、妻に試してもらっても同じ結果なので、大多数の人がメガネと一緒には装着できないのではないでしょうか。一応Oculus自体はメガネ対応を公式にうたっているようなので、何か装着方法を間違ってないかと疑ってはみたものの、現状では対策が見当たりません。

 あと、思った以上に本体の横幅が狭いのと鼻の周囲に奥行きがあるので、顔が大きくて平らなわれわれ日本人にとっては(もちろん、そうじゃない人もいると思いますが)、窮屈な割に鼻の周囲にあるすき間から外界が垣間見えてしまう、という問題もあります。

HMD外枠部分の内側 顔面に設置するHMDの外枠部分はかなり硬めの素材が使われていて可動しないので、顔への当たり具体はちょっと心地が悪いです

懐疑的な印象をくつがえした「未来の体験」

 まずは速報ということで、開封した写真とともに僕が感じたことをざっと書きなぐってみました。これを読んで、少しでもOculus RiftやVRデバイスに興味を持っていただけたらうれしいです。

 僕自身、いち早くデバイスは注文したものの、「これは新しいモノ好きの宿命で、実際は一般に普及することはないなぁ」とか、「すぐ飽きるだろうなぁ」と、ちょっと冷めた目で待っていたところがあるのですが、実際に手にして試してみたら印象が大幅に変わり「これぞコンピュータの未来かもしれない!」と思えるくらい今は興奮しています。

 というわけで、引き続きセットアップや実際にコンテンツを試した感想などもレポートしていきます。

 なお、僕個人のYouTubeチャンネルでも最近Oculus Rift関連の動画を連日アップロードしています。今回の開封についても動画でフォローしているので、興味がありましたら合わせて見ていただけると幸いです。

Oculus Rift開封の様子を動画にしました

→・次回記事:「Oculus Rift」をセットアップしてVR世界へ旅立ってみた


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