薄くてスタイリッシュ! Ryzen搭載ノートPC「ideapad 720S」(AMDモデル)を試す(外観編)(2/2 ページ)

» 2018年05月09日 15時00分 公開
[井上翔ITmedia]
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Intelモデルとの違いは「GPU」と「ポート」にあり

 ここまで紹介してきた主な特徴は、720Sの13.3型Intelプロセッサモデルと基本的には共通。では、AMDモデルとIntelモデルの違いはどこにあるのか。

 1つは「GPU」にある。Intelモデルではプロセッサに統合された「Intel UHD Graphics 620」を搭載している。それに対し、AMDモデルは先述の通りAPUにRadeon VegaのGPUコアが統合されている。今回レビューしているモデルが搭載するRyzen 7 2700Uは「Radeon Vega 10」、下位構成モデルが搭載する「Ryzen 5 2500U」は「Radeon Vega 8」をそれぞれ備えている。本体単体でより高速なGPU処理を期待したいならAMDモデルが有利だ。

Ryzen 7ロゴとRadeonロゴ RyzenロゴシールとRadeon VegaロゴシールはAMDモデルである証。ファンとしてはいつまでも残しておきたいものだろう

 もう1つは「ポート」にある。720Sの13.3型モデルは、左側面にUSB Type-C端子×2とUSB 3.0(Type A)端子を備え、右側面にUSB 3.0端子とイヤフォン端子を備える。USB Type-C端子はいずれもUSB Power Delivery(USB PD)対応で、電源供給もこの端子で行う。

 ……と書くと、AMDモデルとIntelモデルの違いが分からないが、実はUSB Type-C端子の仕様に以下の通り違いがある。

  • AMDモデル:USB 3.0 Type-C+USB 3.0 Type-C
  • Intelモデル:Thunderbolt 3/USB 3.1 Type-C+USB 3.0 Type-C

 IntelモデルはThunderbolt 3端子を備えている。そのため、USB 3.1/3.0の伝送速度よりもさらに高速なストレージや外部GPUを接続することもできる。外部接続できる周辺機器のバリエーションを重視するならIntelモデルが有利ということになる。

左側面 AMDモデルの左側面。USB Type-C端子は2つともUSB Power Delivery(USB PD)対応で、USB 3.0(USB 3.1 Generation 1)仕様で、うち1つはDisplayPort出力を兼ねる
右側面 AMDモデルの右側面
付属のACアダプター 付属のACアダプターはUSB Type-C接続

 ここまで、ideapad 720S(AMDモデル)の外観をチェックしてきた。薄くてそこそこ軽く、しかも高速なGPUを積んでいるとなれば、かなり魅力的な選択肢だ。

 しかし、パフォーマンスは使ってみないと分からない。次回は実際に使ってみた上での所感をまとめる。

関連キーワード

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