Intelが「第10世代Core(Ice Lake)」の詳細を発表 次世代ノートPC「Project Athena」も言及COMPUTEX TAIPEI 2019(3/3 ページ)

» 2019年06月03日 16時30分 公開
[本間文ITmedia]
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デスクトップ向けの10nmプロセス製品は2020年に

 デスクトップ向けCPUでは、2019年秋に第9世代のCore Xシリーズの投入を予告した。Turbo Boost Max 3.0は、最大ブーストクロック動作を2コア以上でサポートする他、全体的に動作周波数を高められるとともに、より高速なメモリがサポートされる見通しだ。

COMPUTEX Intel 第9世代のCore Xシリーズの投入も予告

 さらに、自作ユーザーやゲーマー向けには、Core i9-9900Kの“Special Edition”となる「Core i9-9900KS」が追加され、全コア5GHz動作を実現する。Intelは同CPUを2019年末に市場投入する計画だ。一方、デスクトップ向けの10nmプロセス製品や新アーキテクチャについては、2019年中の投入は見送られ、大幅な進化は2020年まで待たなければならないようである。

COMPUTEX Intel Core i9-9900KSによるゲームデモ
COMPUTEX Intel Intel Core i9-9900KS搭載PCとそのパッケージ

 合わせて、Intelは純正オーバークロックツールも発表した。「Intel Performance Maximizer」は、各コアのオーバークロック耐性を動作周波数と電圧を変更しながら小刻みにチェックしていき、最大動作周波数を探って自動的にオーバークロック設定を行うというもの。いわば、NVIDIAのOCスキャナのCPU版ともいえる機能だ。これにより、K型番のCPUを利用したシステムで、最大限のパフォーマンスを引き出すことができる。

COMPUTEX Intel 純正オーバークロックツール「Intel Performance Maxmizer」のデモ
COMPUTEX Intel
COMPUTEX Intel テストの結果、Core i7-9700Kを5.2GHzでオーバークロック動作したことが分かる
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