一方のMX Keysは、長時間PCで作業するプログラマーやエンジニアなどの利用を想定し、スムーズにタイピングできるように設計されたキーボードだ。
厚さ20mmほどの薄型メタルプレートの上に、フルサイズのパンタグラフキーを実装。剛性を高めながらも、押しやすさにこだわる。主要キーの中央は丸くへこんでおり、表面にマットコーティングを施している。
また、周囲の明るさに応じて、手を近づけた瞬間にバックライトが点灯し、ユーザーが席を離れると消灯する仕組みも魅力的だ。バックライトの明るさも自動的に調整されるように設定できる。
MX Keysでは、マウスのカーソルを画面の端に移動したり、Easy-Switchボタンを押したりするだけで最大3台のPCを切り替えて使える「Logicool Flow」に対応する。
WindowsとmacOSといった異なるOSを搭載したPCを複数台使い分けているユーザーでも、テキストやファイルの共有ができ、クラウドへのファイルアップロードやダウンロードといった手間を省ける。
接続方法はUSB接続のUnifyingもしくはBluetoothで、対応するOSはWindows 7以降(BluetoothはWindows 8以降)、macOS 10.11以降(BluetoothはmacOS 10.12以降)、Linux、Android 6以降、iOS(Bluetoothのみ)となっている。
充電はMX Master 3と同じくUSB Type-Cの充電ケーブルで行え、フル充電から最大10日間(バックライトオフの状態で最大5カ月)利用できる。本体サイズは430.2(幅)×131.63(奥行き)×20.5(厚さ)mm、重量は約810gだ。
発表会では、Youseful代表取締役の長内孝平氏を招いたトークセッションも開催された。
長内氏は代表取締役も勤めながら、エクセルの使い方を教えるYouTuberとしても活動している。キーボードのショートカットだけでエクセルを使いこなせるほどのパワーユーザーだが、MXシリーズを使い始めるまでは、マウスはあまり使っていなかったという。
しかし、MXシリーズのマウスと出会ってからは、作業効率が大幅に向上したと話した。「スクロールの性能はさることながら、自由にカスタマイズできることが魅力です。ありとあらゆるアプリの操作を各ボタンに割り当てられるので、作業効率が大幅に向上します」とアピールした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.