今回は特に新製品の発表はなかったが、David Lundell氏(Client SSD Strategic Planning担当シニアディレクター)から、今後のIntelのメモリ・ストレージ戦略として、「Optane Technology」と「QLC 3D NANDメモリ」を軸としていく方向性がはっきりと示された。
クライアント向け製品では、トップエンドにOptane Memoryを搭載する「Optane SSD 905P」、エントリークラスはQLC 3D NANDメモリを採用するIntel 660P/665P、その中間のパフォーマンスモデルは、Optane MemoryとQLC SSDをハイブリッド搭載した「Optane Memory H10」を据える。パフォーマンスニーズをOptaneで、大容量ニーズやコストパフォーマンスをQLC 3D NANDメモリでフォローする格好だ。
基調講演の後に別室で行われた同氏のセッションでは、Optane Technologyをメモリ(主記憶装置)として使う「Optane Persistent Memory」技術をクライアントレベルで実現するために、Microsoftと協業していることも明らかにされている。
すでにデータセンター・エンタープライズサーバ分野では「Optane DC Persistent Memory」として実用段階にある。
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