大人がAmazonのFire HDやKindle「キッズモデル」を買う理由サイバーマンデーセールでよりお得に(3/3 ページ)

» 2019年12月06日 11時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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お得感が半端ないキッズモデル

 前述の通り、Fire HD 10とKindleの通常版とキッズモデルの異なるところはごくわずかである。カバーを外し、FreeTimeアカウントからログアウトすれば、それぞれ通常モデルと見た目も変わりなく、フル機能を使えるようになる。

 これはかなりお得だといえよう。それぞれ2年間使った場合にかかる金額を計算した下の表を見てほしい。算出にあたり、キッズカバーはKindle向けの単体のものがなかったため、似たようなカバーから推定した概算を、2年限定保証はそれぞれ1年間限定保証がついているので、それに3年分の延長保証を3で割った額をプラス1年分として計算した(Fire HD 10で4380円、Kindleで1780円が延長保証3年分の料金)。

Fire HD 10での価格
Fire HD 10 キッズモデル 通常版
本体価格(税込み) 1万9980円 1万5980円
キッズカバー 標準添付 3980円
2年限定保証 標準添付 1460円
FreeTime Unlimited 標準添付 5760円(プライム会員の場合)
合計 1万9980円 2万7180円
差額 ▲7200円
Kindleでの価格
Kindle キッズモデル 通常版(広告付き)
本体価格(税込み) 1万980円 8980円
キッズカバー 標準添付 3000円
2年限定保証 標準添付 593円
FreeTime Unlimited 標準添付 5760円(プライム会員の場合)
合計 1万980円 1万8333円
差額 ▲7353円

 キッズモデルでは価格に含むサービスを通常版に積み上げていくと、7000円以上もお得になるのだ。しかも、FreeTime Unlimitedはプライム会員以外だと年間で1万1760円に跳ね上がるし、Kindleの広告なしモデルだと+2000円なので差はさらに広がる。加えて、現在開催中の「サイバーマンデー」などの大型セール期間を活用すれば、より安価にキッズモデルを入手可能だ(何せ、広告なしKindle キッズモデルのセール価格は7980円だ)。

 もちろん「大人だから、FreeTime Unlimitedはいらないよ」と思うかもしれないが、児童文学などを童心に帰って楽しんでみるのも一興だろう。また、子供向けコンテンツでも、『6年分を総復習! 小学生の漢字1026字 書き取りドリル 中学に上がる前に完全マスター』などのコンテンツは、「小学生の時ってこんなに難しい漢字を習ったっけ?」と思い出すきっかけにもなるし、勉強にもなる。1年間は無料なので、折を見て勉強し直したくなるほどだ。

 届いたときは「大きい! 重い!」と驚いてしまったが、手になじむホールド感が心地よい。道理で大人にも、このカバーの愛用者が多いはずだ。

バッグに入れるには場所を取りすぎてしまうような気がするが、このホールド感はかなりクセになる

 来年以降発売される第10世代でもキッズモデルをAmazonが作るのであれば、次回はそちらを買ってしまうかもしれない。ただ、現モデルはFire HD 10もKindleもキッズモデルの本体色が黒だけなので、カバーで隠れるとはいえ、次世代では選べるようにならないかなぁと、淡い期待を抱いている。

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