Amazonのスマートスピーカー第3世代「Echo」を1カ月使い込んで分かったこと:サイバーマンデーセールでお得に(2/3 ページ)

» 2019年12月09日 10時45分 公開
[山口真弘,ITmedia]

最小音量が従来モデルよりも大きいという問題も

 さて、本製品を使っていて個人的に困りものなのが、スピーカーの最小音量が従来の第2世代Echoよりも明らかに大きいことだ。

 筆者の場合、Echoを枕元に置いて、最小音量で使用するのが常だ。これまでは、最小音量である「1」に設定すれば、枕元で周りの部屋に聞こえないように音楽を聴けたのだが、今回のモデルは同じ「1」でも明らかに音量が大きく、周囲に気を使う。

 それにも増して、Alexaの声が明らかに大きすぎる。シンプル応答モードをオンにして、なるべく音声ではなく反応音で済ませるようにしても、しゃべるシーンは少なからずあるので厄介だ。もう少しヒソヒソ声でもいいのに、と思ってしまう。

 ちなみに、これまで英語版で提供されていた「ささやきモード」が日本語に対応した。機能をオンにしてからささやき声で話しかけると、Alexaの応答が文字通りささやき声になるが、本機ではいくぶん大きめに聞こえる。

 この辺り、第2世代Echo→Echo Plus→本製品と、新製品が出るたびに最小音量が大きくなっているのは、個人的には気がかりだ。あまり小さい音で使用するニーズがないという判断かもしれないが、個人的にはパワフルさを強調するよりも、そちらへの配慮がほしいところではある。

第3世代Echo 最小音量に設定しても、従来のEchoより明らかに音が大きい。この写真では本体側で調整しているが、アプリ側で調整した場合も同じだ
第3世代Echo Alexaの応答をささやき声にする「ささやきモード」も日本語対応を果たしたので、必要であれば「ささやきモードをオン」に切り替えたい

ステレオペア機能はややクセあり

 ところで、本製品にはステレオペア機能が用意されている。これは同一モデルもしくは本機能に対応したEcho2台でペア設定を行うことで、音楽をステレオ再生できる機能だ。

 実際に使ってみた限り、いい意味でも悪い意味での特徴も従来通りだ。すなわち、ステレオ再生に対応するのはストリーミング再生のみで、Bluetooth接続したスマートフォンなど外部デバイスの音楽再生では使えないこと。同じくペア設定が可能なAppleの「HomePod」は問題なく対応するだけに、やや不満だ。

第3世代Echo第3世代Echo 対応するEchoデバイス2台を組み合わせて、ステレオペアを作成できる(画面=左)。左右どちらのチャンネルにするかは指定可能だ(画面=右)。設定完了後の入れ替えも行える
第3世代Echo第3世代Echo ストリーミング音楽の再生中は、出力先としてステレオペアまたは単体のEchoデバイスを選べる(画面=左)。スマホ上の音楽をBluetooth接続で再生する時は、ステレオペアは指定できず、単体のEchoデバイスしか選べない(画面=右)

 前述した、他のモデルと比べて最小音量がわずかに大きいことが、このステレオペア機能でもネックになる。つまり、Echo Plusとペア設定をすると、本製品の方が音量がわずかに大きいのだ。音量を上げていると気が付かないが、両者を最小音量まで下げると、Echo Plus側はほとんど聞こえず、本製品だけから音が聞こえる状態になる。

 このステレオペア設定中は、2台のスピーカーの音量は連携する仕組みになっている。つまり本体の音量ボタンを2台同時に押したりする必要はなく、一方の「+」を押せばもう一方もつられて音量が上がる。これ自体はインテリジェントな仕組みで、よくできていると思う。

 しかし「Echo + Echo Plus」という組み合わせの場合、このことはEchoの音をわずかに下げてEcho Plusにそろえようとしても一定にならない(一緒に音が下がってしまう)というデメリットに化ける。念のためAmazonのサポートにも問い合わせたが、左右の音のバランスを調整する方法はないという回答だった。ちなみにイコライザーも同期するので、調整目的では使えない。

 この症状が、EchoとEcho Plusという機種の違いによる問題なのか、それともロットの違いによる問題なのかは不明だが、現時点での症状を見る限り、同一モデルではなく異なるモデル、つまりEchoとEcho Plusでステレオペア設定を行うのは、音量のズレが目立ちにくい、大音量での再生時に限った方がよさそうだ。

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