強化ガラスより“リアル”――広まるオープンフレームのニーズ古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

» 2020年01月27日 06時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 前回の記事でお伝えした通り、先週は複数の店舗に長尾製作所のオープンフレームケース「オープンフレーム ver.ATX(N-FRAME-ATX)」と「オープンフレーム ver.micro-ATX(N-FRAME-MATX)」が入荷している。価格はver.ATXが1万6000円前後で、ver.micro-ATXは1万5000円前後となる(税込み、以下同)。

オープンフレーム オリオスペックに並ぶ長尾製作所の「オープンフレーム」シリーズ
オープンフレーム こちらはTSUKUMO eX.のケース売り場

オープンフレームケース、まぁまぁ普通の選択肢に

 いずれもの製品もハンドル付きで持ち運べる作りになっており、ATX電源や3.5インチHDDが搭載でき、背面にはスライド式の水冷クーラー用ステイが配置されている。重量はver.ATXが約2.9kgで、ver.micro-ATXは約2.6kgとなる。

 入荷したショップでは、概ね好評な様子だ。オリオスペックは「結構予約も入っていますし、Mini-ITXタイプと比べても遜色ない感じですね」という。TSUKUMO eX.も「マザーや構成の選択肢が広いver.ATXが先行して、ver.micro-ATXが追う感じです。どちらもキワモノというより、マシンのビジュアルを意識した割と多くの人に注目されている感じがありますね」と評価する。

 実際、「強化ガラス越しにパーツを見るよりリアル」(TSUKUMO eX.)という理由でオープンフレームを好む人は増えている様子だ。別のショップは「STREACOMの『BC1』シリーズも、ベンチマーク台としてではなくて、パーツを鑑賞しやすいオープンフレームとして愛用している人はたまにいますしね。オーバークロックや検証用と普段使い、観賞用と、そのあたりの垣根はかなり崩れてきているのかなと思います」と話していた。

BC1 mini 2017年12月にデビューしたMini-ITXマザーボード対応の「BC1 mini」。1万7000円〜1万9000円前後で売られていた
BC1 mini BC1 miniを組み立てたところ。アルミニウム合金製で軽量なのもポイントだ

 続いて、ニッチなアイテムだがアキバで人気を集めている製品を見ていく。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年04月26日 更新
  1. 「HHKB Studio」は出先でも快適に使える? 「尊師スタイル」はどう? 旅先に持ち出して分かったこと (2025年04月24日)
  2. 現状で“ほぼ最強”のゲーミングノートPC「Lenovo Legion Pro 7i Gen 10」(5080モデル)を試す モンハンワイルズも快適 (2025年04月25日)
  3. アイ・オーが“メーカー整備済み”中古品のセール販売を実施中 5月7日10時まで (2025年04月25日)
  4. F1のデータ戦略がAIで変化、攻略の鍵は“シム”からリアルタイム分析へ レノボがグローバルパートナーになった理由 (2025年04月25日)
  5. 「Adobe Creative Cloud」の主要アプリ/サービスがアップデート 使い勝手の向上に力点 (2025年04月24日)
  6. デルのノートPC「Dell 14/16 Plus」「Dell 14 Plus 2-in-1」にRyzen AI 300搭載モデルが登場 Copilot+ PC準拠のAI PCをより手に取りやすく (2025年04月24日)
  7. マウスコンピューターが店舗限定「ゴールデンウィークセール」を開催! ノートPCやデスクトップPCがお得に買える (2025年04月25日)
  8. 「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2025年4月10日現在】 (2025年04月10日)
  9. 1年で大幅進化した「Insta360 X5」先行レビュー センサー大型化と新映像エンジンの実力を“X4”と比較した (2025年04月22日)
  10. サンワ、軽量筐体を採用したエルゴデザイン仕様のワイヤレスマウス (2025年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年