先々週からデモ機が注目を集めていたNZXTの簡易水冷キット「KRAKEN Z73/Z63」が予定通り2月14日に発売となった。360mm長のラジエーターを備えるZ73は4万3000円前後、280mm長のZ63は3万9000円弱となる(税込み、以下同)。
いずれもCPUブロックの上部に320×320ピクセルの円形液晶ディスプレイを搭載しており、CPU温度などの他、付属ソフトウェア「CAM」で登録したGIFアニメなどを表示できる。
光モノを超える表現力が手に入るということで、出足から好調な様子だ。オリオスペックは「簡易水冷キットとしてみれば高価ですが、やはり決め打ちで買いに来られる方が多いですね」という。
同じタイミングで、CPUブロック上部にNZXTのロゴが光る「KRAKEN X」シリーズも3モデル登場している。基本性能はZシリーズと共通しており、360mm長のラジエーターを備える「X73」は2万8000円弱、280mm長の「X63」は2万1000円強、240mm長の「X53」は1万9000円前後となる。
なお先週、店頭で注目を集めたデモ機という点では、パソコン工房秋葉原BUYMORE店の店頭で実施中の「Ryzen Threadripper 3990X」動作デモも共通している。「ひと目見たいということで注目される方は多いですね」と同店がいうように、64コア128スレッドをフル稼働させたベンチマークを丹念に眺めるユーザーが長らく立ち止まっている光景を見かけた。
次は、相次いで登場した簡易水冷キットをチェックしよう。
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