未来を創る「子どもとプログラミング教育」

マイクラ好きの息子も太鼓判! 子どもが初めて使うPC「LAVIE First Mobile」の実力を試す(3/4 ページ)

» 2020年02月18日 12時00分 公開
[石井英男ITmedia]

小学生が使う上で重要な丈夫さも重視

 LAVIE First Mobileは、本体とキーボードが分離できるデタッチャブルタイプの2in1 PCで、本体とキーボードは磁力によって固定される仕組みである。そのため脱着は簡単で、子どもが多少乱暴に扱っても壊れないように設計されている。

 子どもがPCやタブレットを使っていると、つい床などに落としてしまうこともありがちだが、液晶パネルには圧迫や落下時の衝撃などに強い「高強度ガラス」を採用。カバンの中での圧迫を想定した面加圧試験や、eMMCのデータに関する落下試験もクリアしている。

 さらに、通常のメーカー保証ではカバーできない、落下や水こぼれによる故障もカバーする「安心保証サービス月額版」を最大1年間無料で利用できるということも、親にとってはありがたいポイントだ。

分離できる 本体とキーボードが分離できる。磁力で固定される仕組みで、小学生でも容易に着脱できる

 キーボード装着時の本体サイズは、約262(幅)×186(奥行き)×18.5(厚さ)mmで、総重量は約1.19kgだ。10.1型液晶を搭載するデタッチャブル2in1 PCとしては標準的な重さで、小学生でも気軽に持ち運べる。キーボードを外してタブレットとして使う場合の本体サイズは262(幅)×179(奥行き)×10.6(厚さ)mmで、重量は約653gとなる。

 ボディカラーは、PCとしては比較的珍しい水色(ライトブルー)だ。小学生が好む色として、そして嫌いではない色として、このカラーが選ばれたという。

 本体の左側面には、スピーカーと盗難防止用ロック穴以外にポート類はない。右側面には、USB 3.0 Type-A端子、USB 3.0 Type-C端子、マイク/ヘッドフォンコンボ端子、HDMI出力端子(フルサイズ)、microSDメモリーカードスロットとスピーカーがある。キーボード部の左右側面には、USB 2.0端子が1つずつ付いている。

 本体のUSB 3.0 Type-C端子は「USB Power Delivery(USB PD)」による電源入力も兼ねているため、電源をパススルーできるUSB Type-Cハブなどを併用しない限り、ACアダプターの接続中はUSB端子として利用できない。ACアダプターはコンパクトで、重量も約187gと軽いため、本体と一緒に気軽に持ち運べる。

 バッテリー稼働時間は、本体単独で約13.8時間、キーボード装着時で約12.9時間(共にJEITA測定法Ver.2.0に基づく自社測定値)と長く、バッテリーの減りを気にせずに、1日中持ち歩いて学習や遊びに使える。

左側面 左側面(キーボード装着時、以下同)
右側面 右側面
前面 前面には電源スイッチとデジタイザーペン収納口がある
背面 背面には特にインタフェース類はない
底面 底面もすっきりしたデザインだ。手前と奥に滑り止め用のゴムがあり、安定して利用できる
ACアダプター ACアダプターもコンパクトで軽い。充電はUSB 3.0 Type-C端子経由で行う

子どもの学習をサポートするアプリも充実

 LAVIE First Mobileは、「子どもが初めて使うPC」というコンセプトに基づいた製品である。その点において、ハードウェアだけではなく、ソフトウェアでもさまざまな配慮が行われている。

 情報検索や図鑑など子ども向けのWebサイトがあらかじめ登録された「キッズメニュー」や図形やパズルで思考力を伸ばす知育教材アプリ「シンクシンク」、Scratchの解説書「スクラッチガイド」などがプリインストールされていることはもちろん、「Microsoft Office Home & Business 2019」がプリインストールされていることも高く評価できる。

 小学校でのPCを使った学習では、WordやPowerPointを使って文書を作成することも多い。そのため、「自宅でもOfficeを使いたい」というニーズはあるのだ。もちろん、親がPTA活動などでWordやExcelを使う場面もあるだろう。

キッズメニュー 子ども向けのWebサイトがあらかじめ登録された「キッズメニュー」
シンクシンク 小学校低学年向けの知育教材アプリ「シンクシンク」
パソコンのいろは PCの使い方を学べる「パソコンのいろは」
スクラッチガイド Scratchの解説書「スクラッチガイド」

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