PC版「ストV」を最高画質でストレスなく楽しめるモデルを5万円台で自作する方法――導入編:お手軽ゲーミングPCの道(2/3 ページ)

» 2020年03月23日 12時00分 公開
[西川善司,ITmedia]

Intelが新たに立ち上げた「Intel World Open」が開幕

 なお、ストリートファイターVはPS4 Proで動作させてもPS4 Proの高性能の恩恵を享受できる設計にはなっていないのだが、2017年3月リリースのシステムソフトウェアからPS4 Proに搭載された「ブーストモード」を利用すると、この現象は幾分軽減される。ブーストモードは、PS4 Proに最適化されていない既存のPS4ゲーム達を「オーバークロック版PS4」的に動かす仕組みだ。

 ただ、このブーストモードをもってしても、一部の練度の高いプレイヤーにとってはまだ「ズレ」を感じるとのことで、PS4 Proよりもさらに高性能なパフォーマンスを発揮できるPC版のストリートファイターVの環境に関心が集まっているわけである。

 理由の2つめは、PC版ストリートファイターVを使った大型の大会やイベントが増えてきているためだ。

 この2020年で1番の目玉イベントは、CPUメーカーの雄「インテル」が主催するeSportsの世界大会「Intel World Open Tokyo 2020」だろう。世界で行われるオンライン予選を勝ち抜いた各国の代表者達が、国の威信をかけて戦い合う大会が7月22日からの3日間、東京で行われることが決定したのだ。ただ、現状では新型コロナウイルスの影響で3月21日開始予定だった予選が5月2日に延期された。

 出場権利は、オンライン予選で優秀な闘いを収めればいいだけだ。参加者はプロ/アマを問わず、賞金総額は25万ドル(約2700万円)となっている。インテルがスポンサーの大会なので当然、大会で用いられるのはPC版のストリートファイターVになるのだ。

ストリートファイターV eSportsの世界大会「Intel World Open Tokyo 2020」。賞金総額は各タイトル25万ドルずつの合計50万ドルだ
ストリートファイターV 3月21日からオンライン予選がスタートする予定であったが、新型コロナウイルスの影響で5月に延期された

 余談ながら、3月に開催されたストリートファイターVの強豪プレイヤーが闘い合う「TOPANGA CHAMPIONSHIP」決勝リーグもPC版が用いられた。

PC版「ストV」を快適に動かせるPCの姿とは?

 PC版ストリートファイターVをプレイするには、当然、PCが必要になる。具体的にはWindows 10搭載のPCだ。

 ただ、知っての通り、PCはゲーム機以上に性能、形状(フォームファクター)にバリエーションがある。PCは「パーソナルコンピュータ」というくらいなので「個人向けコンピュータ」であるため、使う人に最適化された「性能」と「形状」で製品化されているのだ。

 では、PC版「ストリートファイターV」を動かすためのPCはどんなものなのだろう。そんなシンプルな疑問が浮上することになるわけである。

 まぁ、世の中には特定のゲームタイトルをプレイするのに特化したゲーミングPCが、推奨モデルとしてリリースされることが多い。ただ、最初期版が2016年2月に発売されたストリートファイターVの推奨PCは、今はほとんど出ていない。かつてマウスコンピューターが2016年5月にストV推奨ゲーミングPCを発売したことがあったようだが、当然、既に販売を終了している。

ストリートファイターV 各社から販売されているストリートファイターV推奨PC(画面はマウスコンピューターのG-Tune)だが、既に販売終了となっている

 だったら「作ってしまおう」というのが、今回の企画趣旨だ。

 そう、具体的にいえば、ずばり「ストリートファイターVをプレイするのに必要十分な性能の自作PCを作る」という企画である。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月26日 更新
  1. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化 (2026年09月22日)
  2. 実売3万9800円でノートPCを3画面化! ソースネクストのデュアル拡張ディスプレイ「DGP-DMD1401」を試す (2026年09月25日)
  3. AndroidとChromeOSが融合した次世代PC「Googlebook」の実機を見てきた ――AI統合で何が変わるのか? (2026年09月25日)
  4. “AIスマホ”としての個性がより鮮明に 望遠カメラ刷新&AI処理が飛躍した「Pixel 11 Pro」 の実力とベンチマーク結果を検証 (2026年09月24日)
  5. なぜ競技用ゲーミングPCは光らない? HPSC久木留所長とマウス軣社長が語るアスリート支援の未来 (2026年09月24日)
  6. ロジクールGの新型マウス「PRO X3 SUPERSTRIKE」や8K対応キーボード「PRO X2 RAPID」を見てきた (2026年09月24日)
  7. QualcommのSnapdragon Xシリーズが「Googlebook」に進出 DellとHPから搭載モデルが登場 (2026年09月24日)
  8. 12インチ「Surface Pro」と13インチ「Surface Laptop」に個人向けの第2世代が登場 Snapdragon X2 Plus搭載でメモリは最大24GBに (2026年09月24日)
  9. フルHD/300Hz駆動で3万円台!? 「GigaCrysta」新モデル&驚きのコンセプト機が並んだアイオーブースを一挙紹介 (2026年09月23日)
  10. 3万円台で充電ケースにディスプレイとAIレコーダー機能を内蔵! Anker「Soundcore Liberty 5 Pro Max」の気になる実力と使い勝手を試す (2026年09月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー