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» 2020年03月23日 12時00分 公開

お手軽ゲーミングPCの道:PC版「ストV」を最高画質でストレスなく楽しめるモデルを5万円台で自作する方法――導入編 (1/3)

インテルが2020年に立ち上げるeSportsトーナメント「Intel World Open」。そのタイトルに採用された「ストリートファイターV」を満喫できるPCを作り、大会に打って出るまでの道のりをお届けする。

[西川善司,ITmedia]

 こんにちは。西川善司です。

 今回はひょんなきっかけで、PC版「ストリートファイターV」(以下、ストV)の連載を担当することになりました。インテルが長年取り組んでいるeSports大会「Intel Extreme Masters」に続き、新たに立ち上げた「Intel World Open」で採用されたストVの周辺が熱気を帯びています。そういった情報を含め、まずは快適に楽しめるPCを組んでみます。

ストリートファイターV インテルが「Intel Extreme Masters」に続き、新たに立ち上げた「Intel World Open」。「ストリートファイター」と「ロケットリーグ」の2タイトルで争われる

なぜ今、PC版「ストリートファイターV」への関心が高まっているのか

 読者のみなさんは「ストリートファイター」をご存じだろうか。

 言わずとしれた、格闘ゲームの元祖的な存在で、特に1990年代は一世を風靡(ふうび)したストII(ツー)の愛称で知られている「ストリートファイターII」シリーズは、ゲームセンターに空前の対戦ブームを巻き起こした。「見知らぬ人と行き当たりばったりで対戦するゲーム」は社会現象にもなったほどで、当時青春時代を迎えていた筆者も、学校帰りにゲームセンターに入り浸るどころか、自分でゲーム基板を購入するほどハマっていた。

 そして時代が流れて2020年。今また、この「ストリートファイター」シリーズがブームとなっている。

 そう、昨今、取り沙汰されることが増えてきている「eSports」ブームの立役者的タイトルとして、最新作の「ストリートファイターV」が、盛り上がりを見せているのだ。

 その背景には、人気と実力を兼ね備えた日本人プロゲーマーの存在が大きく、彼らは世界各国の大規模大会で優秀な成績を収め、今やTVやイベントで引っ張りだこだ。そんな彼らに憧れ、「eSports」という新奇な響きのキーワードに見せられた数多くのゲームファンが、最新作「ストリートファイターV」の虜になっているのである。

ストリートファイターV Steamで販売されている「ストリートファイターV」
最新作「ストリートファイターV チャンピオンエディション」のトレーラー

 かくいう筆者もその1人だ。筆者もストリートファイターVをかなり夢中になってプレイしていて、腕前はアマチュアにしてはそこそこ「できる」クラスのSuperDiamondランク(LP 2万〜2万4999)に到達している。

 ここまで筆者が「ストリートファイターV」に夢中になっているのは、前述したようなeSportsブームからの影響も少なくないし、何より「昔から格闘ゲームが好き」というのが大きな原動力になっているのだが、最近では「ストリートファイターV」を中心としたコミュニティーに参加するのが楽しくなってきた……というところにも理由がある。

 プレイヤー同士で自分の使っているキャラクターの必勝法や、強豪キャラクターの攻略法などについて話すのが楽しいのだ。従ってまあ、ほとんど記念参加みたいなものだが、ここ近年はさまざまなゲーム大会(eSports大会)にも参加している。一番の思い出は、毎年ラスベガスで開催される格闘ゲームの世界大会「EVO」の2018年大会に参加し、初参加で一次予選を突破したことだろうか。

 そんな筆者が、最近、ストリートファイターVのファンコミュニティーの間でよく耳にするのが「PC版が気になっている」という話題だ。

 そう、「ストリートファイターV」はプレイステーション4(以下、PS4)シリーズだけでなく、PC版にもリリースされているのだ。そのPC版を気にしているプレイヤーが最近増えているのである。

ストリートファイターV こちらはPS4版の最新タイトルとなる「ストリートファイターV チャンピオンエディション」。ダウンロード版やパッケージ版の他、アップグレードキットも用意されている

 これには、いくつかの理由がある。

 1つは、2016年2月に発売された「ストリートファイターV」は、毎年、マイナーチェンジを繰り返し、登場キャラクターを増やしながら進化している。ただ、古参プレイヤー達の練度もその分上がっており、PS4版では局面によってはコマンド入力等のキャラクターの操作時に「微妙な違和感を覚える」人が出てきてしまったことだ。

 これは、巨大な半透明エフェクトが多発するときなど、高負荷なグラフィックス処理が集中したときに起きやすく、内部的にはGPU処理とCPU処理の同期にズレが発生することで起こるといわれている。

(C)CAPCOM U.S.A.,INC. 2016,2018
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