それでも、2020年内にいくつかのハードウェアはやってくる。それも、もしかしたらホリデーシーズンよりかなり早い段階で市場投入されるかもしれない。2019年10月に開催された製品発表イベントでは、前述の2画面デバイス2製品に加え、「Surface Laptop 3」「Surface Pro 7」「Surface Pro X」「Surface Buds」の4製品が発表された。
うわさだけ出ていて発表されなかったのは「Surface Go 2」で、登場はもう少し先と予想されていた「Surface Book 3」と「Surface Studio 3」だが、このうちGo 2とBook 3については製品スペックに関するリーク情報が出て話題になっている。
初報はドイツ語のニュースサイトWinFutureで、Surface Book 3についてはIntelの第10世代コアプロセッサを採用し、最大32GBのメモリに加え、オプションでNVIDIA QuadroのGPUを選択できる。
この他、Surface Go 2についてもスペックが少し紹介されており、LTE内蔵有無の他、1800×1200ピクセルのディスプレイを採用した11型のボディーになるという。筆者が聞く範囲では、この世代の製品はインタフェース回りにある程度変更が見込まれるとのことで、このあたりもチェックポイントもかもしれない。
何分、具体的な情報が現時点でこの1つしかないという問題はあるものの、例年に比べると初報が早い段階で出ており、ホリデーシーズンを待たずに製品が市場投入される可能性があるのではないかと考える。さらに登場タイミングが近付けば、より詳しい情報が複数出てくるだろう。
そんな中、1つ興味深い話題があったので紹介したい。MicrosoftやWindows関連の情報に詳しいことで知られるWalkingCatが、4月25日のTwitterへの投稿の中で面白い動画を紹介している。
これは「なぜSurfaceがメモリの外部拡張ができない機構を採用しているのか」という疑問を説明したもので、稼働中のデバイスのメモリ部分を液体窒素で凍結させて“然るべき”読み取り装置に取り付けることで、BitLockerの回復キーを含む情報の取り出しが可能になることが理由の1つだとしている。
同様に、なぜSurfaceがThunderbolt 3のインタフェースを採用しないのかという点について、同技術がメモリへのダイレクトアクセス機構を備えており、これが上記の理由でセキュリティ的にまずいからとも動画の提供者は分析している。真偽については不明だが、見方の1つとして興味深い話題だろう。
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