恐るべき「Ryzen 9 4900HS」のポテンシャル ASUS「ROG ZEPHYRUS G14(GA401I)」を試す(3/4 ページ)

» 2020年05月07日 12時00分 公開
[マルオマサト,ITmedia]

Ryzen 9 4900HSの実力を検証

 ここからが本題だ。ROG ZEPHYRUS G14(GA401I)でベンチマークテストを実行して、Ryzen 9 4900HSの実力をチェックしていこう。

 今回は比較対象として、筆者が約1年半前に購入した「ThinkPad X1 Extreme(2018年モデル)」の結果も掲載する。主なスペックは以下の通りだ。

  • CPU:Core i7-8750H(2.2G〜4.1GHz、6コア12スレッド)
  • メインメモリ:32GB(16GB×2、DDR4-2666)
  • ストレージ:1TB SSD(PCI Express 3.0 NVMe)
  • 外部GPU:GeForce GTX 1050 Ti with Max-Q Design
  • ディスプレイ:15.6型 4K(3840×2160ピクセル)

CINEBENCH R15/R20

 まず、Maxthonの「CINEBENCH」でCPUの直接的な性能を計測する。今回は旧バージョン「R15」と、AVX2に対応してより高負荷なテストとなった新バージョン「R20」の両方をテストしている。

 CINEBENCH R15の結果は以下の通りとなった。

  • ROG ZEPHYRUS G14:1896cb(通常)/193cb(シングルコア)
  • ThinkPad X1 Extreme:1102cb(通常)/172cb(シングルコア)

 一方、CINEBENCH R20の結果は以下の通りとなった。

  • ROG ZEPHYRUS G14:4374ポイント(通常)/494ポイント(シングルコア)
  • ThinkPad X1 Extreme:2470ポイント(通常)/416ポイント(シングルコア)

 通常(マルチコア)性能において、R15では約1.72倍、R20では約1.77倍の差を付けて、Ryzen 9 4900HSが圧倒している。8コア16スレッドならではの値で、デスクトップPC向けの第3世代Ryzen 7と比較しても遜色ない結果だ。

 シングルコア性能についても、Ryzen 9 4900HSはCore i7-8750よりも優秀な結果となっている。

CINEBENCHの結果 CINEBENCH R15/R20の結果

PCMark 10

 次に、ULのPC総合ベンチマークアプリ「PCMark 10」の計測結果を見てみよう。

 総合スコアは、ROG ZEPHYRUS G14が5627、ThinkPad X1 Extremeが4407となった。特にDigital Content Creation(マルチメディアコンテンツの作成)では、ROG ZEPHYRUS G14が6836、ThinkPad X1 Extremeが3687と、約1.9倍の大差を付けている。一方、Essential(日常使い)では9588対9502とそれほど大きな差はない。

 ともあれ、先に示したCINEBENCHの結果と合わせて考えると、Ryzen 9 4900HSはコア数の多さが性能に直結しやすいアプリケーション以外でも、オールラウンドで高い性能を発揮できることが分かる。

 PCMark 10では、バッテリー稼働時間テスト「Modern Office Battery Life」も実施した。稼働時間はROG ZEPHYRUS G14は10時間21分、ThinkPad X1 Extremeが6時間だった。

 ThinkPad X1 Extremeは消費電力がより大きい4Kディスプレイを搭載している上、ある程度使い込んでいるのでバッテリー自身も少し劣化した状態である。それを差し引いたとしても、ROG ZEPHYRUS G14(Ryzen 9 4900HS)のパフォーマンスとバッテリー稼働時間の両立ぶりは良好で、AMDがうたっている「電力効率の高さ」が伺える。

PCMark 10の結果 PCMark 10の結果

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