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Windows 10のアップデートが新型コロナの影響で大きく変わる:鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2020年05月08日 11時50分 公開
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新型コロナウイルスの影響で延長されるWindows 10のサポート期限

 企業のIT部門がアップデート対応どころではないという話題だが、このユーザー側の状況を反映して、Microsoft側でも柔軟な対応を見せている。例えば3月19日(米国時間)にTech Communityに掲載されたBlog投稿では、「Fall Creators Update(1709)」のサポート期限延長について触れており、本来であれば2020年4月14日に終了する予定であった企業向けのサポート期限を、さらに半年ほど延長して10月13日にするという。

 Fall Creators Updateについては、企業向けのSemi-Annual Channel(SAC)でのEnterprise Edition系対応での話だが、加えて翌4月には間もなくサポート期限を迎える予定だった「October 2018 Update(1809)」についても、そのサポート期限が2020年5月12日から同年11月10日までやはり半年間延長されたことが、Microsoftのサポート文書で報告されている。

 以上を踏まえ、現行のWindows 10各バージョンのサポートライフサイクルは次の表のようになる。October 2018 Update(1809)でのサポート期間延長は、HomeやProのエディションも含まれており、特にEnterprise Editionを導入していない企業ユーザーにとっては朗報だろう。一時的な措置とはいえ、今後の状況しだいでは後のバージョンにも同様の対応が波及する可能性がある。

May 2020 Update Windows 10各バージョンごとの現在のサポート期間一覧(出典:Microsoft)

 とはいえ、この一連の措置で救われるユーザーというのは全体でみればやや少数派なのかもしれない。サイトへの広告トラフィックからWindows 10のバージョン番号別のシェアを集計しているAdDuplexの4月の最新データによれば、May 2019 Update(1903)が最大勢力で49.2%、次点がNovember 2019 Update(1909)で33.4%、今回話題となっているFall Creators Update(1709)が1.2%、October 2018 Update(1809)が9.3%となっている。

 つまり、October 2018 Update(1809)以前のバージョンのユーザーは全体の15%程度の水準というわけで、今回の措置で直接の恩恵を受けるユーザーは1割程度だ。それでもWindows 10の全稼働マシン数が現状で10億に達している現状を考えれば「1億近い」わけだが、周囲の状況を鑑みつつ、無理のない形でのアップデート計画を実施してほしい。

May 2020 Update 2020年4月時点のWindows 10の各バージョン別シェア状況(出典:AdDuplex)
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