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» 2020年07月07日 11時00分 公開

「OneMix3 Proプラチナエディション」は、何が“プラチナ”なのか 「OneMix3S+」もチェックした超小型PCへの道(3/4 ページ)

[長浜和也, 撮影:矢野渉,ITmedia]

超小型PCでは秀逸のキーボード(ただし条件付き)

 冒頭で述べたように、OM3Pプラチナは、従来モデルOM3PのCPU強化モデルという位置付けだ。CPU以外の仕様はOM3Pから変わらない。そのため、超小型PCで使い勝手が気になるキーボード構成やディスプレイの視認性、本体のサイズと重さに関する考察は以前掲載したOM3Pのレビューで述べた見解と同じになる。

 無線LANはWi-Fi 5までの対応で、Wi-Fi 6には非対応だ。また、ビデオ会議の普及で需要が増えているWebカメラも本体に内蔵していない。

OneMix3 Proシリーズ OM3Pプラチナ。画面解像度は2560×1600ピクセルでタッチ操作にも対応する

 キーボードはピッチが約18.2mm、ストロークは実測で1mm、タイプの感触(押し込んだ感触を明確に認識できて押し込んだ指をしっかりと支えてくれる)など、超小型PCの中では最も快適ながら、「−」(長音)と「カギカッコ」キー(“「”と“」”)の配置が、ホームポジションに置いた手から通常の運指(右手中指、もしくは薬指)でタイプしづらい位置にあって、特に文章入力で作業リズムが中断しやすい難点はそのまま残っている。

OneMix3 Proシリーズ キーボード正面(OM3Pプラチナ)
OneMix3 Proシリーズ 光学式ポインティングデバイス(OM3Pプラチナ)
OneMix3 Proシリーズ 電源ボタンと指紋認証センサー(OM3Pプラチナ)

 なお、この3つのキーのタイプに対する考察について、「右手、もしくは左人差し指を使えば改善する」という指摘があった。実際に試してみると、人差し指を使えばホームポジションにおいた手を動かさなくてもタイプは可能だった。ただ、通常の運指と異なるため、ある程度習熟が必要なことと、中指より短い人差し指を使うことで運動量は多いことなど、1週間程度の評価作業期間で「意識せずに」文章入力中に3つのキーをタイプするまでには至らなかった。

OneMix3 Proシリーズ 天板にはロゴを配置

 本体の重さは約670gで、テックワン直販のOne-Notebookストアの価格でOM3Pプラチナは12万5100円、OM3S+は8万7120円(どちらも税別、原稿執筆時)になる。本体の重さとOM3Pプラチナの価格を考えると、それぞれ「もう少し足せば」13.3型ディスプレイを搭載して本体の重さが700g台のモバイルPCが購入できる。パフォーマンス重視のユーザーで、購入予算に余裕があるなら、モバイルPCとよく比較して検討するのが望ましいかもしれない。

OneMix3 Proシリーズ 付属ACアダプターとUSB Type-Cケーブル

 一方で、PCを使うスペースをとにかく節約したくて、それでいて、キーボードがある程度ストレスなく利用でき、かつ、利用する目的として処理能力をそれほど重視しないユーザーならば、OM3Pプラチナは貴重な選択肢となるだろう。

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