キーボードもゲーム向けにこだわった仕様だ。6列アイソレーションタイプで、キーピッチは実測で約19mmある。ファンクションキー(F1〜F4)の左右にスペースを開け、カーソルキーを独立配置、スペースキーは左側を太くするなど、ゲームでよく利用されるキーをミスタイプなく打ちやすいよう配慮されている。
文字部分がRGB LEDで光るバックライトを搭載したイルミネーションバックライト仕様で、発光パターンは独自のAURAユーティリティーでカスタマイズが可能だ。
キーボードの奥に画面を搭載しているため、本製品はパームレストを持たない。そのままだとさすがに使いにくいが、別途本体手前に設置して使うパームレストが付属している。専用品だけにサイズもピッタリで、これを利用すれば快適に操作できるだろう。
ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。評価機の仕様は、Core i9-10980HK(8コア16スレッド)、メモリが32GB、ストレージがSSD RAID 0(ストライピング)、グラフィックス機能がNVIDIA GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q(8GB)、OSがWindows 10 Home 64bit(1909)という内容だ。特に注記がない場合は、Armoury Crateでの動作モードは「Turbo」にしている。
まず、CINEBENCH R20のCPUスコアは4129だった。これはデスクトップPC向けでいうと、Core i7-10700KとCore i7-9700Kの間くらいのスコアだ。8コア16スレッドCPUならではの実力はしっかりと発揮できているといえる。CPUシングルコアも、デスクトップPC向けの5GHz超で動作するCPUに迫るスコアだ。
3D描画性能も優秀で、デスクトップPC向けのNVIDIA GeForce RTX 2080 SUPERと比べるとさすがに見劣りするものの、デスクトップPC向けのNVIDIA GeForce RTX 2070より少し上くらいの実力はあり、ノートPCとしては非常に優秀なパフォーマンスがしっかり出ている。
実際のゲームタイトルとして「Far Cry New Dawn」を実行してみたが、フルHD(1920×1080ピクセル)解像度「高」設定で最小82fpsと余裕を持ってプレイできるスコアが出た。また、4K解像度でも「低」設定で最小61fpsと4Kでのプレイも可能なスコアをマークしている。
最後に、動作モードごとの性能差を確認した。
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