スマートスピーカー「Amazon Echoシリーズ」に新製品 9月25日から予約受付開始 EchoとEcho Dotは球体に

» 2020年09月25日 11時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 Amazon(アマゾンジャパン)は9月25日、同社のクラウド音声認識サービス「Amazon Alexa」に対応するスマートスピーカー/スマートディスプレイ「Amazon Echoシリーズ」の新製品を4機種発表した。4機種のうち3機種は、同日からAmazon.co.jpで販売予約を受け付けている。

ファミリー

Amazon Echo(10月22日発売予定)

 新しい「Amazon Echo」は、従来のEchoと「Amazon Echo Plus」を統合したような製品となっており、球体デザインを採用している。ボディーカラーはチャコール、グレイシャーホワイト、トワイライトブルーの3つで、Amazon.co.jpでの税込み販売価格は1万1980円となる。

Amazon Echo 新しいAmazon Echo(左からチャコール、グレイシャーホワイト、トワイライトブルー)

 新モデルは、3.0インチウーファーと2基のツィーターを搭載し、Dolby Audioにも対応している。空間の音響特性を検知して、自動的に音質調整を行う機能も備える。

 また、Bluetooth Low Energyに加えて「Zigbee」規格の無線通信にも対応することで、ホームハブとしての利便性を向上した。無線LAN(Wi-Fi)通信はIEEE 802.11ac/a/b/g/nに対応する。

 さらに、新モデルでは米Amazonが独自開発した機械学習プロセッサ「第1世代AZ1ニューラル・エッジ・プロセッサ」を搭載している。このプロセッサにより、Alexaの応答速度を大幅に改善しているとのことだが、発売当初は米国でのみこの機能を利用できる。日本でも、今後のソフトウェア更新によって高速応答に対応する予定だ。

 本体サイズは約144(幅)×144(奥行き)×133(高さ)mm、重量は約940gとなる。

中身 ステレオスピーカーとツィーターを搭載して音質を改善
諸元 新しいAmazon Echoの仕様

Amazon Echo Dot(10月22日発売予定)

新しい「Amazon Echo Dot」は、先述の新しいEchoと同様の球体デザインを採用する。新たに本体をタップしてアラームをスヌーズ(遅延)させる機能も搭載した(Echo Dot with Clockにあった機能)。ボディーカラーはチャコール、グレイシャーホワイト、トワイライトブルーの3つで、Amazon.co.jpでの税込み販売価格は5980円となる。

 本体サイズは約100(幅)×100(奥行き)×89(高さ)mmで、重量は約328gとなる。

Amazon Echo Dot 新しいAmazon Echo Dot(左からチャコール、グレイシャーホワイト、トワイライトブルー)
中身 Echo Dotはスピーカーがシングル(モノラル)となっている
諸元 新しいAmazon Echo Dotの仕様

Amazon Echo Dot with Clock(11月5日発売予定)

 新しい「Amazon Echo Dot with Clock」は、先述のEcho DotにLEDを使った時計を追加したモデル。その他の仕様はEcho Dotと同様だ。ボディーカラーはボディーカラーはグレイシャーホワイト、トワイライトブルーの2つで、Amazon.co.jpでの税込み販売価格は5980円となる。

Amazon Echo Dot with Clock 新しいAmazon Echo Dot with Clock(左がグレイシャーホワイト、右がトワイライトブルー)
諸元 新しいAmazon Echo Dot with Clockの仕様

Amazon Echo Show 10(2020年内出荷予定)

 新しい「Amazon Echo Show 10」は、10型液晶を搭載するスマートディスプレイで、1300万画素カメラを使ったビデオ通話にも対応している。ブラシレスモーターを内蔵すること、カメラを使って人の動きに合わせて本体の向きを変えることができる。ボディーカラーはチャコール、グレイシャーホワイトの2つで、Amazon.co.jpでの税込み販売価格は2万9980円となる予定だ。

Amazon Echo Show 10 新しいAmazon Echo Show 10(左がチャコール、右がグレイシャーホワイト)
背面 背面の様子

 新モデルでは、、2つのツイーターと強力なウーファーを内蔵し、自動音質調整にも対応する。画面を搭載していることを生かして、Amazon Prime Video、ひかりTV、ParaviやNetflix(後日対応予定)のコンテンツを再生することもできる。

 また、先述の新型Echoと同様に第1世代AZ1ニューラル・エッジ・プロセッサを搭載し、Alexaの応答速度を向上している(日本での提供が後日予定であることも同様)。Zigbee規格のホームデバイスのハブ機能も追加されている。

 本体サイズは約251(幅)×230(高さ)×172(奥行き)mmで、重量は2560gとなる。

カメラ カメラには物理的なシャッターがある
諸元 Amazon Echo Show 10の主な仕様

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年06月18日 更新
  1. FCCLと富士通が「7〜10年前の一部デスクトップPCが起動できない問題」で特設ページ開設 当該機種では原因の「Windows Update」を配信停止 (2025年06月15日)
  2. マウスコンピューターの一部ノートPCで「Windows Update」を適用すると起動できない事象 一部機種で対策開始 (2025年06月17日)
  3. 富士通/FCCLが「Windows Updateを適用すると起動できない問題」の対象機種を公開 2015〜2016年発表モデルの一部が対象 (2025年06月17日)
  4. 2015〜2017年に発売された富士通製デスクトップPCで「Windows Update」後に起動できない事象 大塚商会 (2025年06月13日)
  5. Mini-ITXマザーより短いGeForce RTX 5080搭載カードが小型ハイエンド勢を刺激する (2025年06月16日)
  6. Easy Anti-Cheatを組み込んだ「Windows 11(バージョン24H2)」PCに6月更新を適用すると突然再起動する恐れ 差し替えの“不定期更新”を配信 (2025年06月12日)
  7. Ryzen 9 9955HX3D&RTX 5070 Ti LPを搭載する「ROG Strix G16(2025)G614」を試す 重量級ゲームも余裕で動かす“新・標準機”の実力 (2025年06月17日)
  8. Windows 10からの乗り換えに好適! 12万9900円から購入できるCopilot+ PC「OmniBook 7 Aero 13-bg」を試して分かったこと (2025年06月16日)
  9. Mac mini 2023年モデルで「電源が入らなくなる」可能性 対象モデルは無償修理を実施 (2025年06月16日)
  10. AI時代の教育革新とは――Googleと日本マイクロソフトの公演から見えた「Next GIGA」の胎動 (2025年06月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー