Appleは11月13日(日本時間)、Mac向け新OS「macOS Big Sur(ビッグサー)」の配信を開始した。対象のハードウェア(後述)を使っているユーザーは、インターネットを介して無料でダウンロードできる。
Big Surは、Appleにとって「Mac OS X」の登場以来となる大きなアップデートと位置付けられている。UNIXベースであることには変わりないが、変更点は多岐に渡る。先日発表されたArmベースの独自プロセッサ「Apple A1」を備えるMacもサポートしている。
主な変更点や改善点は以下の通り。
macOS Big Surに対応するMacは以下の通り。
現在稼働しているOSが「OS X Mavericks(OS X 10.9)」以降であれば、Big Surに直接バージョンアップできる。稼働中のOSが「OS X Mountain Lion(OS X 10.8)」である場合は、いったん「OS X El Capitan(OS X 10.11)」以上にバージョンアップしてから改めてバージョンアップを行う必要がある。
バージョンアップに当たっては、4GB以上のメインメモリと、35.5GB以上の空き容量のあるストレージ(※)が必要となる。バージョンアップは、「macOS High Sierra (macOS 10.13)」までのmacOSを使っている場合は「App Store」から、「macOS Mojave(macOS 10.14)」以降のmacOSを使っている場合は「ソフトウェアアップデート」から行える。
(※)OS X 10.11(El Capitan)までのmacOSからバージョンアップする場合は最大で44.5GBの空き容量が必要(システムの状況により異なる)
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