レノボ・ジャパンは12月1日、13.3型モバイルノートPC「YOGA Slim 750i Carbon」「YOGA Slim 750i(13.3型)」を発表した。発売予定日はYOGA Slim 750i Carbonが12月4日、YOGA Slim 750iが12月18日で、税別の想定販売価格はYOGA Slim 750i Carbonが14万4800円から、YOGA Slim 750iが12万9800円となっている。
YOGA Slim 750i Carbonは、カーボンファイバーボディーを採用し、最軽量構成では約966gと1kgを切る軽量設計が特徴だ。
軽量ボディーと頑丈さを両立すべく、同社の「ThinkPad X1 Carbon」の現行モデルと同様に、東レ製の「第2世代ウェブコアカーボンファイバー」を採用した。米軍の物資調達基準「MIL-STD-810G(MIL規格)」に定めるテストをクリアし、頑丈さに加えて耐環境性能も確保している。ボディーカラーはムーンホワイトで、指紋や汚れを付きにくくする「3層サーマルコーティング」を施している。
日本では、量販店向けに2モデル(Office付き)、レノボの直販サイト向けに4モデル(Office付き2モデル+Officeなし2モデル)を展開する。
CPUは第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lakeで、モデルによってCore i5-1135G7(900M/2.4G〜4.2GHz、4コア8スレッド)またはCore i7-1165G7(1.2G/2.8G〜4.7GHz、4コア8スレッド)を搭載し、全モデルが「Intel Evo Platform」に準拠する。
メインメモリは、量販店モデルが8GB、直販モデルが8GB(Core i5モデル)または16GB(Core i7モデル)となる。SSD(PCI Express接続)は、量販店モデルと直販Core i5モデルが512GB、直販Core i7モデルが1TBとなる。
ディスプレイはアスペクト比16:10の13.3型IPS液晶で、解像度はWQXGA(2560×1600ピクセル)となる。最大輝度は300ニトで、sRGBの色域を100%カバーし、Dolby Vision規格のHDR(ハイダイナミックレンジ)表示にも対応する。ブルーライトを軽減した「アイケアモード」は、ドイツの認証機関「TUV(テュフ)」の認証を取得している。
ディスプレイ上部には赤外線(IR)撮影ユニットを一体化したWebカメラを搭載しており、Windows Helloによる顔認証を利用できる。本体を開けるだけで、電源投入からWindowsのログインまでをスムーズにこなせるようにもなっている。
本体のポート類は、Thunderbolt 4(USB4)端子×2、USB 3.1 Type-C×1、3.5mmイヤフォンマイクコンボジャックを備えている。Thunderbolt 4端子とUSB 3.1 Type-C端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。付属のACアダプターの出力は65Wで、コンセントプラグを一体化することでコンパクト化を図っている。Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)やBluetooth 5.1も利用可能だ。
バッテリー駆動時間は最長で14時間(JEITA 2.0)となっており、付属のACアダプターを利用すれば約2時間(電源オフ時)で充電を完了できる。本体サイズは約295.9(幅)×208.9(高さ)×14.25(最薄部の厚さ)で、重量は先述の通り約966gとなる。
YOGA Slim 750iは、YOGA Slim 750i Carbonのベースモデルという位置付けで、アルミニウムボディーを採用している。日本では、量販店向けに1モデル(Office付きのみ)展開する。
CPUはCore i5-1135G7で、メインメモリは8GB、SSD(PCI Express接続)は256GBとなる。ディスプレイやカメラ回りなど、主な仕様はYOGA Slim 750i Carbonと同一だが、ディスプレイ表面が光沢(グレア)加工となる。また、付属するACアダプターが、ACケーブル分離タイプとなる。
ボディーサイズは約295.9(幅)×208.9(高さ)×13.8(最薄部の厚さ)mmで、重量は約1.21gとなる。なお、YOGA Slim 750iはMIL規格には準拠していない。
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