今回投入されたHP Spectre x360シリーズは全てIntelの第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)を採用しており、評価機には4コア8スレッドのCore i7-1165G7を内蔵する。ターボブースト時は最大4.7GHz、cTDP-up周波数は2.8GHz、cTDP-down周波数は1.2GHzで動作し、内蔵グラフィックス機能としてIntel Iris Xe Graphicsを備える。
第11世代Coreプロセッサの中では上から2番目に位置するCPUで、CPUやGPU性能だけでなく、AI処理も高速化されているのが特徴だ。
メモリはオンボードで16GB(3733MHz、LPDDR4x)、ストレージは32GBのOptaneメモリを搭載した容量1TBのIntel Optane Memory H10 with Solid State Storageと、ゆとりのある構成だ。
無線機能は最新のWi-Fi 6をサポートし、Bluetooth 5.0にも対応する。
ユニークなところでは、無線LAN接続時に手軽にファイルを共有できる「HP QuickDrop」機能が挙げられる。別途QuickDropアプリを対象デバイスにインストールすることにより、ファイルを手軽に転送できるようになる。無線LAN接続時はファイルサイズの制限もなく(LTE接続時は50MBまで)、PCやiOS、Androidなどでも利用可能だ。
最後に、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。
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