今回レビューするXPS 13 2-in-1は、先述の通りCore i5-1135G7を搭載している。このCPUの主なスペックは以下の通りだ。
その他、ベンチマークテストにおいてスコアに影響を及ぼしうる要素のスペックは以下の通りとなる。
この構成におけるベンチマークテストをこれから実施する……のだが、比較対象がないと実力は分かりにくい。そこで、第3世代Ryzen MobileプロセッサのミドルレンジモデルであるRyzen 5 PRO 4650U(2.1G〜4GHz、6コア12スレッド)を搭載するノートPCと比べながらチェックしていこう。比較対象のノートPCの主なスペックは以下の通りだ。
システムの設定は、両者共にディスプレイ輝度を10段階の下から6レベル、電源プランをパフォーマンス寄りのバランスとしている。
まず、CPUの純粋な処理性能を見るために「CINEBENCH R20」を実行してみた。結果は以下の通りとなった。
コアやスレッドの数に依存するマルチテストは、比較対象の方がスコアが良い。一方で、稼働クロックの高さがモノをいうシングルテストでは、XPS 13 2-1in-1の方が良好なスコアを残した。
続けて、PCの総合性能をチェックする「PCMark 10」を実行した。総合スコアは以下の通りだ。僅差で、Ryzen 5 PRO 4650Uを搭載する比較対象が勝っている。
ただし、テストの個別項目に目を向けると違う光景が見えてくる。アプリケーションの起動やビデオ会議、Webブラウジングといった日常性能をチェックする「Essentials」と、画像加工、レンダリングや動画編集といったコンテンツを作る能力をチェックする「Digital Content Creation」では、Core i5-1135G7を搭載するXPS 13 2-in-1の方が高いスコアを残している。
Digital Content Creationのスコア差は、後述するゲームベースのベンチマークテストテストでも同じような傾向を示す。
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