わずか590g! USB Type-C接続限定で驚きの軽さを実現したASUSの14型モバイルディスプレイを試すモバイルディスプレイの道(3/3 ページ)

» 2021年04月21日 14時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

三脚穴を使えば多彩な設置も可能

 本製品のもう1つの特徴として、三脚に固定するためのネジ穴(1/4インチ)が背面に用意されていることが挙げられる。

 本製品付属のカバー兼用スタンドは必ずしも安定性があるとは言えないので、本製品を据え置きで使う場合はこのギミックを活用し、市販の三脚をディスプレイスタンドとして活用するとよい。特に本製品はボディーが軽量なため、自重によって角度が変わってしまうこともまずない。ただし、くれぐれも無理な力が加わらないように注意しよう。

MB14AC 背面に三脚固定用のネジ穴を搭載する
MB14AC 市販の三脚を装着可能だ
MB14AC フレキシブルタイプの三脚を使えば、支柱に巻きつけて取り付けるなどの芸当も可能だ

持ち歩きに最適な1台 音声出力系の機能がないことには注意

 以上のように、タブレット並みの軽さが特徴の本製品は、持ち歩いての利用に最適だ。カバーで保護できるのは画面側のみだが、ノートPCと重ねた状態でバッグに入れて持ち歩くのであれば、何ら問題はないだろう。

MB14AC 前述のThinkPad X1 Carbon(2019)とはフットプリントがほぼ同じで、重ねて持ち運ぶ場合も違和感はない

 気をつけたいのは、スピーカーやイヤフォンジャックと、音声出力系の機能が完全に省かれていることだ(メニューにも音声回りの項目がない)。結果的にこのことが軽量化にもつながっていると考えられるが、どちらかは必要だという人にとっては、本製品は候補から外さざるを得ないだろう。

 もっとも、HDMIにせよ音声出力機能にせよ、必須ではないハード関連の機能をバッサリ排除し、そのぶん軽量化に振るというコンセプトは一貫しており、個人的にはむしろ好印象だ。USB Type-C接続のみのモバイルディスプレイはまだ種類もほとんどなく、貴重な選択肢と言える。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー