本製品のもう1つの特徴として、三脚に固定するためのネジ穴(1/4インチ)が背面に用意されていることが挙げられる。
本製品付属のカバー兼用スタンドは必ずしも安定性があるとは言えないので、本製品を据え置きで使う場合はこのギミックを活用し、市販の三脚をディスプレイスタンドとして活用するとよい。特に本製品はボディーが軽量なため、自重によって角度が変わってしまうこともまずない。ただし、くれぐれも無理な力が加わらないように注意しよう。
以上のように、タブレット並みの軽さが特徴の本製品は、持ち歩いての利用に最適だ。カバーで保護できるのは画面側のみだが、ノートPCと重ねた状態でバッグに入れて持ち歩くのであれば、何ら問題はないだろう。
気をつけたいのは、スピーカーやイヤフォンジャックと、音声出力系の機能が完全に省かれていることだ(メニューにも音声回りの項目がない)。結果的にこのことが軽量化にもつながっていると考えられるが、どちらかは必要だという人にとっては、本製品は候補から外さざるを得ないだろう。
もっとも、HDMIにせよ音声出力機能にせよ、必須ではないハード関連の機能をバッサリ排除し、そのぶん軽量化に振るというコンセプトは一貫しており、個人的にはむしろ好印象だ。USB Type-C接続のみのモバイルディスプレイはまだ種類もほとんどなく、貴重な選択肢と言える。
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