別格のサウンドを楽しめるワイヤレススピーカーで360 Reality Audioを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)

» 2021年05月18日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

Google Homeでセットアップ→3D音楽再生には追加設定が必要

 何はともあれ、実際に設定してみよう。本製品を設置し、電源プラグをコンセントに差し込んで電源をオンにする。事前準備として、サブスクリプションサービスのAmazon Music HDなどと契約し、3D音楽を聞ける状態にしておく。

 次にスマホでGoogle Homeアプリを起動すると、本製品が検出されるので、手順に従ってセットアップを実行する。このプロセスは一般的なスマートスピーカーのセットアップ手順と同じで、完了するとGoogle Homeアプリのホーム画面に、本製品が表示されるようになる。

 続いてGoogle Homeアプリで「メディア」をタップし、任意の音楽サービスを使って好きな楽曲を再生し、それを本製品にキャストすれば、本製品から音楽が流れてくる。これでひとまず、本製品をワイヤレススピーカーとして使えるようになった。

SRS-RA3000 RA5000 Google Homeアプリを開くと「SRS-RA3000」と表示されているのでタップしよう(左)。「次へ」をタップしてデバイスのセットアップを開始する(中央)。音がきちんと聞こえるか確認する(右)
SRS-RA3000 RA5000 場所およびWi-Fiの設定を行う(左、中央)。以上でセットアップ完了となる。これらの流れは一般的なGoogle Homeデバイスと同じだ(右)
SRS-RA3000 RA5000 ホーム画面に戻ると「SRS-RA3000」がデバイスとして認識されている。上段の「メディア」をタップ(左)し、連携する音楽サービスで音楽を再生する。ここではApple Musicを選択(中央)した。スマホで再生中の音楽が本製品にキャストされ再生される(右)

 ただしGoogle Homeアプリは、前述のAmazon Music HDなど、3D音楽配信サービスを現時点で利用できないので、この段階では一般的な2チャンネルの楽曲をキャストしているだけに過ぎない。3D音楽を再生するには、ここからさらに、以下の手順を経る必要がある。

 まずはソニー製の「Music Center」アプリをダウンロードし、セットアップを行う。本製品が自動検出されるので、Alexaとの連携設定を行い、音楽の再生先として本製品を指定する。

 続いてAmazon Musicアプリを開いて、3D対応楽曲を再生し、キャスト先として本製品を指定する。これでようやく、本製品で3D楽曲が再生できるというわけだ。ちなみに、この再生の操作はスマホ上で行ってもよいし、他のEchoデバイスを含むAlexaを使って音声で指示することもできる。

SRS-RA3000 RA5000 Music Centerアプリをダウンロードしてセットアップを始める。本製品が見つかるのでタップする(左)。Alexaで音声操作するための設定を行うか尋ねられるので「次へ」を押して進む(中央)。AmazonアカウントでログインしてAlexaと連携する(右)
SRS-RA3000 RA5000 音声で呼びかけるにあたってスピーカーの名前を設定する(左)。完了したらAlexa経由で再生テストを行う(中央)。動作に問題がなければ案内に従ってMusic CenterアプリからAmazon Musicアプリを開く(右)
SRS-RA3000 RA5000 Amazon Musicで3D楽曲を探す。同社が用意している専用のプレイリストなら確実だ(左)。再生先として先ほど指定した本製品の名前をタップする(中央)と再生が開始される。キャストがうまくいかない場合は、右上のアイコンから設定しよう(右)

 以上の手順で分かるのは、Alexaを使ってAmazon Music HDの3D対応楽曲を再生する場合も、あるいはGoogle Homeを使って任意の音楽サービスの楽曲を再生する場合も、他のスマートスピーカーまたはスマホアプリから操作する必要があるということだ。

 本製品自体は音声アシスタント機能を搭載しないので、本製品に呼びかけても音楽再生を開始することはできない。そもそもウェイクワードに反応しないため、声をかけても全くの無反応だ。見た目からしてできそうなだけに、少々意外といえば意外だ。

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