何はともあれ、実際に設定してみよう。本製品を設置し、電源プラグをコンセントに差し込んで電源をオンにする。事前準備として、サブスクリプションサービスのAmazon Music HDなどと契約し、3D音楽を聞ける状態にしておく。
次にスマホでGoogle Homeアプリを起動すると、本製品が検出されるので、手順に従ってセットアップを実行する。このプロセスは一般的なスマートスピーカーのセットアップ手順と同じで、完了するとGoogle Homeアプリのホーム画面に、本製品が表示されるようになる。
続いてGoogle Homeアプリで「メディア」をタップし、任意の音楽サービスを使って好きな楽曲を再生し、それを本製品にキャストすれば、本製品から音楽が流れてくる。これでひとまず、本製品をワイヤレススピーカーとして使えるようになった。
ただしGoogle Homeアプリは、前述のAmazon Music HDなど、3D音楽配信サービスを現時点で利用できないので、この段階では一般的な2チャンネルの楽曲をキャストしているだけに過ぎない。3D音楽を再生するには、ここからさらに、以下の手順を経る必要がある。
まずはソニー製の「Music Center」アプリをダウンロードし、セットアップを行う。本製品が自動検出されるので、Alexaとの連携設定を行い、音楽の再生先として本製品を指定する。
続いてAmazon Musicアプリを開いて、3D対応楽曲を再生し、キャスト先として本製品を指定する。これでようやく、本製品で3D楽曲が再生できるというわけだ。ちなみに、この再生の操作はスマホ上で行ってもよいし、他のEchoデバイスを含むAlexaを使って音声で指示することもできる。
以上の手順で分かるのは、Alexaを使ってAmazon Music HDの3D対応楽曲を再生する場合も、あるいはGoogle Homeを使って任意の音楽サービスの楽曲を再生する場合も、他のスマートスピーカーまたはスマホアプリから操作する必要があるということだ。
本製品自体は音声アシスタント機能を搭載しないので、本製品に呼びかけても音楽再生を開始することはできない。そもそもウェイクワードに反応しないため、声をかけても全くの無反応だ。見た目からしてできそうなだけに、少々意外といえば意外だ。
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