グラフィックスカードについては現状を厳しく見る声にも、楽観して気の緩みを自ら戒めるような雰囲気があった。それに対して、ストレージの現状についての回答の響きは、どこか“素直”だ。どこのショップも「相変わらず厳しい」とすらりと話す。
10TB以上のNAS向けや監視カメラ向けのHDDが枯渇し、6TB〜8TBのコンシューマー向けHDDや2TB SSDも品薄になっているのは先週と全く同じだ。
現状を受け、パソコンSHOPアークのように購入制限のHDDを「6TB以上」とし、2TB以上のSSDの購入台数も指定するといったショップも見られる。
あるショップは「集団購入のグループが、グラフィックスカードとは別で組織立てられているみたいで、どうもストレージ組は一部の国の規制と関係ないところに拠点があるんじゃないかと思います。転売ヤーの動きはまた別ですが、とりあえずマイニング側は従来通りの買い方を続けている印象です」と現状を教えてくれた。
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