思いつく限りのことを試したが、タッチ操作で画像編集や資料の確認といった作業を便利にできるだけでなく、高いリフレッシュレートでゲームをスムーズに遊べる高機能なモバイルディスプレイだと感じた。
特にタッチ機能は「ウィンドウを多く開ける」「マルチタスク作業がこなせる」といったPCの機能を持ったまま、タブレットのように操作できるという点で非常に便利だった。
直販のプリンストンダイレクトで税込み4万2801円(原稿執筆時のAmazonでの価格は3万8909円)という価格は、在宅ワークにおける作業で使える画面を拡張する、というだけでは少し高めだ。144Hzのリフレッシュレートをフルに生かせる高性能なPCを持ち(あるいは低スペックでも動作するライトなゲームで遊ぶ)、余暇にPCゲームを遊ぶこともあり、さらに事務作業やゲームの環境を便利にしたい社会人ゲーマー向けと言えるだろう。
本機はまたモバイルディスプレイであるため、ゲーミングノートPCとの親和性は非常に高い。自宅にパーソナルスペースがなく、共有の食卓などで在宅ワークを行っている場合でも、PC上の作業範囲を拡張でき、状況に応じて片付けることも容易だ。重量も約1kgで、家の中で持ち運ぶ程度なら負担にならない。
少々高級だが、対戦ゲームにも耐えうる映像表示性能に加えて、作業が便利になるタッチ操作機能を備えた、手軽に持ち運びもできる高性能なディスプレイとして、安価だがリフレッシュレートの低い製品で妥協するよりベターな選択肢になりうるだろう。
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