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» 2021年08月03日 22時00分 公開

8月6日19時発売! Zen 3採用APU「Ryzen 7 5700G」「Ryzen 5 5600G」の実力を先行レビュー(2/3 ページ)

[松野将太,ITmedia]

Ryzen 7 5700G/Ryzen 5 5600Gの実力をチェック!

 ここからは、Ryzen 7 5700G/Ryzen 5 5600Gのパフォーマンスをベンチマークテストを通して確認していこう。

 マザーボードのUEFIバージョンは、原稿執筆時点で最新とした上で、GPUドライバーも最新の「Adrenalin 21.7.2」とした。CPUに関するベンチマークについては、比較対象として先代のRyzen 7 PRO 4750Gもテストを実施している。

環境 ベンチマークテストの環境

CINEBENCH R23

 まずは、CPUレンダリング性能を計測する定番ベンチマークアプリ「CINEBENCH R23」の結果を見てみよう。

 Zen 3アーキテクチャは、IPC(クロック当たりの実行命令数)が著しく改善している。同アーキテクチャを採用したことは効果てきめんで、マルチコアテストにおいてRyzen 7 5700GはRyzen 7 PRO 4750Gに比べて10%ほど高いスコアを記録した。6コア12スレッドのRyzen 5 5600Gは、さすがにマルチスレッドテストのスコアでは敗北するものの、シングルコアテストではしっかりと勝っている。

 CPUとしての性能は、前世代から確実に向上していることが分かる。

CINEBENCH R23 CINEBENCH R23の結果

PCMark 10

 続いて、PCの総合的な性能を計測するベンチマークアプリ「PCMark 10」の結果を見てみよう。

 総合スコアがもっとも高かったのはRyzen 7 5700Gだった。CPUコア数の差もあり、次点はRyzen 7 PRO 4750G……と思いきや、コア数が少ないはずのRyzen 5 5600Gの方が総合スコアで上回った

 テスト別のスコアを確認してみると、Ryzen 7 5700Gは全てのスコアでトップに立っている。これは順当だろう。

 Ryzen 5 5600GがRyzen 7 PRO 4750Gを引き離したのは、アプリ起動やブラウジングでの性能を測る「Essentials」や、オフィススイートなどでの作業性能を測る「Productivity」のスコアだった。これは、CPUコアのスペックアップがもろに影響した結果と見てよい。反面、画像や動画製作などクリエイティブ系の性能を見る「Digital Content Creation」では、コア数の多さとGPU性能が影響したようでRyzen 7 PRO 4750Gの方がスコアは良好である。

 内蔵GPU性能にこだわらないのであれば、Ryzen 5 5600Gはかなり魅力的な選択肢となりそうだ。

PCMark 10 PCMark 10の結果

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