本製品に興味を持つきっかけの多くは、純正のMagic Keyboardが高価で予算的に折り合わず、代替製品を探していて行き着いたというパターンだろう。となると、実際の選び方としてはMagic Keyboardと比べて何が違うのかに焦点が絞られるはずだ。
実際のところ、Smart Connectorによる接続、トラックパッド搭載、日本語JIS配列のキーボードという特性は酷似しているが、その一方で保護性能や利用スタイル、奥行きの差、さらにファンクションキーの有無など、異なる要素は非常に多い。Magic Keyboardには、パススルー充電用のUSB Type-Cポートなどの便利機能もある。
これらのポイントは人によって重み付けが異なるため、どちらが優れているとは一概には言えないが、例えばトラックパッド非搭載だったり、あるいは接続方式がSmart ConnectorではなくBluetoothだったりといった部分に違いはなく、純粋に機能や使い勝手で比較できるのは、ユーザーにとってもありがたい。致命的な欠点もなく、完成度も非常に高い印象だ。
実売価格は税込み2万6730円(直販のオンラインストア)ということで、Magic Keyboard(4万1580円)との価格差はかなりある。Magic Keyboardを買うほどの予算はないが、12.9インチiPad Proと組み合わせて使うキーボードを必要としているユーザーにとっては、見逃せない製品と言えそうだ。
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