トラックパッドも備えたロジクールの新型iPad Pro向けキーボード一体型ケース「COMBO TOUCH」を使ってみたMagic Keyboardとの使い勝手の差は?(5/5 ページ)

» 2021年08月04日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5       

高い完成度を備える Magic Keyboardとの価格差をどう見るか

 本製品に興味を持つきっかけの多くは、純正のMagic Keyboardが高価で予算的に折り合わず、代替製品を探していて行き着いたというパターンだろう。となると、実際の選び方としてはMagic Keyboardと比べて何が違うのかに焦点が絞られるはずだ。

 実際のところ、Smart Connectorによる接続、トラックパッド搭載、日本語JIS配列のキーボードという特性は酷似しているが、その一方で保護性能や利用スタイル、奥行きの差、さらにファンクションキーの有無など、異なる要素は非常に多い。Magic Keyboardには、パススルー充電用のUSB Type-Cポートなどの便利機能もある。

COMBO TOUCH Magic Keyboard(右)はパススルー充電に対応したUSB Type-Cポートを備えるが、本製品に同様のギミックはない
COMBO TOUCH 本製品は、第5世代の12.9インチiPad Proに合わせて設計されている。第4世代と組み合わせることは不可能ではないが、このようにスピーカー穴の位置がずれてしまう

 これらのポイントは人によって重み付けが異なるため、どちらが優れているとは一概には言えないが、例えばトラックパッド非搭載だったり、あるいは接続方式がSmart ConnectorではなくBluetoothだったりといった部分に違いはなく、純粋に機能や使い勝手で比較できるのは、ユーザーにとってもありがたい。致命的な欠点もなく、完成度も非常に高い印象だ。

 実売価格は税込み2万6730円(直販のオンラインストア)ということで、Magic Keyboard(4万1580円)との価格差はかなりある。Magic Keyboardを買うほどの予算はないが、12.9インチiPad Proと組み合わせて使うキーボードを必要としているユーザーにとっては、見逃せない製品と言えそうだ。

前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月25日 更新
  1. 高コスパNASから小型スマホの救世主まで! 2025年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5 (2025年12月24日)
  2. “家中どこでもコンセント”を実現 日常で使いたくなる実売1.5万円のポータブル電源「BLUETTI AORA 10」を試す (2025年12月24日)
  3. クラウドストレージの金銭的負担が増してきた 回避策としてTerraMasterのNASキット「F2-425」を使ってみた【セットアップ編】 (2025年12月23日)
  4. Ryzen 5 3500U搭載のミニPC「GMKtec NucBox G10」が20%オフの3万4999円に (2025年12月23日)
  5. 最大25Gbps! NTT東日本が国内最速インターネットサービス「フレッツ 光25G」を2026年春から提供 (2025年12月23日)
  6. なぜ発売? ドローン規制が厳しい日本でInsta360の新ドローン「Antigravity A1」が登場 その背景は (2025年12月23日)
  7. ヨドバシ限定、180Hz駆動の“ブラウン管風”ゲーミングディスプレイが9980円で販売中 (2025年12月24日)
  8. マウスコンピューターがWebサイトにおけるパソコンの受注を停止 2026年1月4日まで (2025年12月23日)
  9. PS5やPCで使えるハンコン「Logicool G G29」が35%オフの3万2800円に (2025年12月23日)
  10. 「秘伝のたれ」を捨て、ルンバは生まれ変わる――iRobotチャプター11申請も「ワクワクしかない」とアイロボットジャパン新社長が語る理由 (2025年12月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー