本製品はプラグ&プレイで動作するが、同社が用意しているアプリ「Toolkit」を併用することで、さらに便利に使うことができる。これはSync Plusツールを含んでおり、Macではフォルダーのミラーリングを、Windowsではミラーリングとバックアップを行える。
Toolkitは、Seagateサイトのサポートメニューから「ソフトウェア・ダウンロード」から入手するか、Windowsであれば、One Touch SSD内の「Start_Here_Win.exe」、Macなら「Start_Here_Mac.app」をダブルクリックして開き、サイト内の「データを保護」から入手可能だ(これ以降はWindows PCを例に説明していく)。
Sync Plusの設定は非常に簡単だ。Toolkitアプリに表示されている「Sync Plus」をクリックして「計画の作成」へと進む。
特定のフォルダーだけをバックアップ対象にしたい場合は「カスタム」を、ユーザーファイル全体をバックアップしたいなら「同期」ボタンをクリックしよう。
Sync Plusプランは複数作成できるので、全体のバックアップを一時的に停止し、特定のフォルダーだけをバックアップするように設定することも可能だ。
「双方向同期」をオンにすれば、PC側で行った作業がそのままOne Touch SSD上に反映されるミラーリング設定となる。PC側でファイルを削除すると、Seagate One Touch SSDの同期用フォルダーからも削除されるが、同ストレージのArchiveフォルダーに移動して保存される。設定したフォルダーを完璧にミラーリングしつつ、万が一の「あのバージョンを残しておけばよかった!」という後悔を回避できる。
しかし、「削除したファイルのアーカイブ」をオフにしてしまうと、どちらからも削除される(もっとも、PC側のゴミ箱を開けば復元できるのだが)。
バックアップファイルの挙動は、関連付けられるソフトによって異なる。例えば、「メモ帳」アプリで作成したテキストファイルは、編集/更新しても上書き保存されるだけだが、Wordで作ったドキュメントやExcelで作ったブックは、編集/更新すると最新版がその名前で上書きされ、更新前のものは連番付きでPC側とOne Touch SSD側で保存される。
最も古い版が「○○○-1」となり、新しくなるにつれ、数字が大きくなる。つまり、一番大きな数字のものが、更新直前の版ということだ。過去の版を探すときのために覚えておこう。
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