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2022年後半のアップデートでWindows 11はどう変わる?Windowsフロントライン(2/2 ページ)

» 2022年01月04日 06時00分 公開
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Androidアプリストアの行方

 この辺りまでは、多くのWindows 11ユーザーにとっては前座かもしれない。22H2のアップデートにおいてWindows 11ユーザーに比較的影響を与えそうなのが「Windows Subsystem for Android」だ。Windows 11のリリース時に予告されていたものの、結局2021年10月の正式リリースの時点では機能が実装されておらず、現在はWindows 11 Insider PreviewのDev Channel上でテストが行われている。

 Amazonのアプリストアなど、基本的にはこれらのストア経由で“サイドロード”の形でAndroidアプリを導入する形となるが、PC向けにアプリが提供されていない(Web UIのみ)、あるいはAndroidアプリの方が使い勝手がいいケースなど、ユーティリティーやゲームを中心にニーズがあると考えられる。

 ただ、これらとは別に、Google自身がAndroidアプリをWindows上で動作させるという計画もあるようだ。The Vergeのトム・ウォーレン氏の12月9日の記事によれば、Googleは2022年にも「Google Play Games」のアプリをWindows向けに提供し、Windows上でAndroidゲームが遊べるようになるという。

 例えばAndroidのスマートフォンやタブレット、あるいはChromebookでゲームを遊んだ後、PCのデスクトップ上でその続きをプレイすることも可能だ。これはGoogle自身のAndroidエコシステム拡張の一環としての計画で、特にMicrosoftと連携したものではないという。

 より正確にいえば、Windows上にAndroidの“サブシステム”を構築して同アプリを動作させる環境を作るのではなく、Windowsデスクトップで動作する“ストアアプリ”を提供して、そこからAndoridと同等の“Windowsゲームアプリ”を楽しめる環境を用意するという方が正しいのかもしれない。

 ウォーレン氏によれば、Googleの計画自体は2020年にAppleとEpic Gamesの間で争われたアプリストアの裁判文書で明らかにされたもので、それを考慮すればWindows 11で「Windows Subsystem for Android」が発表される半年以上前の出来事となる。つまり、両者が連動せずに別々に似たような計画を進めていた可能性も大きく、プラットフォームの相互乗り入れに関して、意図せず2つが併存する形となるかもしれない。

 以上から、Windows 11の2022年の方向性は見えつつあるものの、Windows Subsystem for Androidのように予想外の動きで先が見えない部分もある。こうした中で、賛否両論あるタスクバーやスタートメニューのUI改善や変更の動きも見えつつあり、今後1年に渡って少しずつマイナーチェンジを繰り返して、ある方向に収束していくのだろう。この辺りの変化は引き続き追いかけていきたい。

Windows 11 Windows 11の最新Insider Previewでウィジェット関連の表示が変更されている
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