17.3型の大画面で迫力あるプレイを満喫! コスパ良好の「G-Tune E7[Windows 11]」をチェックした(2/3 ページ)

» 2022年01月14日 13時00分 公開
[マルオマサトITmedia]

ゆとりのある大きさのテンキー付きキーボードを搭載

 アイソレーションタイプのキーボードはテンキー付きだ。カーソルキーが少し小さいものの、主要キーは約19mmピッチを確保し、通常キーとテンキーの間隔も十分開けられている。ストロークも約1.8mmと深めでタイプ感も良好だ。大きなパームレストに手を預けてタイピングができるので、疲れもたまりにくい。

 ゲーミングPCらしくRGB LEDキーボードバックライトを装備しており、発光カラーはユーティリティーで変更できる。ただし1ゾーン、つまり単色発光のみとなるが、バックライトをオフにすれば仕事や学習用途でも違和感なく使える。

G-Tune E7 テンキー付きのキーボードを搭載する。キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mmある。タッチパッドのサイズもゆとりがあり、広いパームレストに手首を置けるので楽にタイピングできる
G-Tune E7 3列仕様のテンキーを備える。数字キーの配置自体は一般的な4列仕様と変わらない。通常キーとの間隔も十分に開けられている
G-Tune E7 キーボードバックライトのカラーはControl Centerユーティリティーで変更可能だ

Thunderbolt 4を筆頭に充実のインタフェース

 通信機能は、1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.2を標準で装備する。

 インタフェースも充実している。最大40Gbpsのデータ転送やディスプレイ出力など多用途に使えるThunderbolt 4(USB Type-C)を装備する。ディスプレイ出力はHDMI、Mini DisplayPortと合わせて3系統、最大3画面の同時出力が行える。USBポートは、Thunderbolt 4に加え、Type-C(USB 3.2 Gen 2)が1基、Type-Aを2基(USB 3.2 Gen 1、USB 2.0)用意している。

 液晶ディスプレイの上部には、Webカメラ(100万画素)とデュアルアレイマイクを内蔵する。ゲームの実況配信、テレワークのビデオ会議などでも追加投資不要で対応できる装備だ。

 ステレオスピーカーのサウンドは、SoundBlaster Cinema 6の音響効果を有効にしてもゲーミングとしてはやや低音が弱い印象なので、このあたりはゲーミングヘッドセットや別途外付けスピーカーを導入して補うとよいだろう。

G-Tune E7 前面。上側の液晶ディスプレイ、ボトムとも角度がついているため、指がかかりやすく、片手でもすっと開けられる
G-Tune E7 背面はDC入力(ACアダプター)とHDMI、Mini DisplayPort、Thunderbolt 4(Type-C)とディスプレイ出力端子がまとめられている
G-Tune E7 左側面の手前から、ヘッドフォン、マイク、USB 2.0(Type-A)、USB 3.2 Gen 2(Type-A)がある。排気口の奥に盗難防止ワイヤーを固定するセキュリティロック・スロットがある
G-Tune E7 右側面にはmicroSDメモリーカードスロット(SDXC対応)、USB 3.2 Gen 2(Type-C)、有線LAN端子(1000BASE-T)がある
G-Tune E7 画面の上に100万画素のWebカメラ、アレイマイクを内蔵している
G-Tune E7 音響効果ソフトウェアとして「SoundBlaster Cinema 6」を導入済みだ

高レベルのゲーム体験を実証

 ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載しよう。Control Centerのパワーモードは標準の「バランス」で統一している。

 CPUパワーがダイレクトに反映されるCINEBENCH R20のCPUスコアは8649ptsだ。第10世代の8コアモデルであるCore i7-10870H搭載機と同レベルのスコアが出ており、前世代から進化したTiger Lake(Willow Cove)アーキテクチャの優秀さが分かる。

G-Tune E7 CINEBENCH R23のスコア
G-Tune E7 PCMark 10のスコア

 3DMarkのスコアはご覧の通りだ。DirectX 11ベースのFireStrike、DirectX 12ベースのTimeSpy、DirectX Raytracing対応のPort Royal、いずれも優秀なスコアをマークした。FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマークでは「非常に快適」の最高評価だ。

G-Tune E7 3DMark/Fire Strikeのスコア
G-Tune E7 3DMark/Time Spyのスコア
G-Tune E7 3DMark/Port Royalのスコア
G-Tune E7 FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマーク(1920×1080ピクセル/最高品質/フルスクリーン)。最高の非常に快適評価だ
G-Tune E7 PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア。オフィスアプリを使った利用時間は約3時間12分だった。これだけの時間が使えれば、非常時にも心強い

 最後に、Control Centerのパワーモードをより高速にした状態でベンチマークテストを行ってみた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月19日 更新
  1. バッファロー製Wi-Fiルーターに脆弱性 対象機種は今すぐファームウェア更新を (2024年04月17日)
  2. ノートPCに外付けキーボードを“載せて”使える「タイプスティックス/打ち箸」に新色 (2024年04月18日)
  3. ついに8K対応した「Insta360 X4」の画質をX3と1インチ360度版で比較 今買うべき全天球カメラだと確信した (2024年04月16日)
  4. さらなる高速化を実現! PCI Express 5.0接続SSDの新モデル「Crucial T705」を試して分かったこと (2024年04月18日)
  5. SwitchBotのミニプラグに不具合 「断続的にオン/オフを繰り返す、異音」などで該当製品の交換を呼びかけ (2024年04月17日)
  6. アイロボットが4万円切りの「水拭き対応ロボット掃除機」を投入 “一家に1台”を目指す (2024年04月17日)
  7. 無線LANルーター「Aterm」シリーズの一部に複数の脆弱性 設定変更や買い替えをアナウンス (2024年04月11日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. 「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す (2024年04月17日)
  10. NVIDIA、Ampereアーキテクチャを採用したシングルスロット設計のデスクトップ向けGPU「NVIDIA RTX A400/A1000」を発表 (2024年04月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー