アイソレーションタイプのキーボードはテンキー付きだ。カーソルキーが少し小さいものの、主要キーは約19mmピッチを確保し、通常キーとテンキーの間隔も十分開けられている。ストロークも約1.8mmと深めでタイプ感も良好だ。大きなパームレストに手を預けてタイピングができるので、疲れもたまりにくい。
ゲーミングPCらしくRGB LEDキーボードバックライトを装備しており、発光カラーはユーティリティーで変更できる。ただし1ゾーン、つまり単色発光のみとなるが、バックライトをオフにすれば仕事や学習用途でも違和感なく使える。
通信機能は、1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.2を標準で装備する。
インタフェースも充実している。最大40Gbpsのデータ転送やディスプレイ出力など多用途に使えるThunderbolt 4(USB Type-C)を装備する。ディスプレイ出力はHDMI、Mini DisplayPortと合わせて3系統、最大3画面の同時出力が行える。USBポートは、Thunderbolt 4に加え、Type-C(USB 3.2 Gen 2)が1基、Type-Aを2基(USB 3.2 Gen 1、USB 2.0)用意している。
液晶ディスプレイの上部には、Webカメラ(100万画素)とデュアルアレイマイクを内蔵する。ゲームの実況配信、テレワークのビデオ会議などでも追加投資不要で対応できる装備だ。
ステレオスピーカーのサウンドは、SoundBlaster Cinema 6の音響効果を有効にしてもゲーミングとしてはやや低音が弱い印象なので、このあたりはゲーミングヘッドセットや別途外付けスピーカーを導入して補うとよいだろう。
ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載しよう。Control Centerのパワーモードは標準の「バランス」で統一している。
CPUパワーがダイレクトに反映されるCINEBENCH R20のCPUスコアは8649ptsだ。第10世代の8コアモデルであるCore i7-10870H搭載機と同レベルのスコアが出ており、前世代から進化したTiger Lake(Willow Cove)アーキテクチャの優秀さが分かる。
3DMarkのスコアはご覧の通りだ。DirectX 11ベースのFireStrike、DirectX 12ベースのTimeSpy、DirectX Raytracing対応のPort Royal、いずれも優秀なスコアをマークした。FINAL FANTASY XIV:暁のフィナーレベンチマークでは「非常に快適」の最高評価だ。
最後に、Control Centerのパワーモードをより高速にした状態でベンチマークテストを行ってみた。
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