Zenbook Pro 15にはZen 3アーキテクチャーのAMDのモバイル向けRyzen 5000シリーズが採用され、評価機には8コア16スレッドのRyzen 5900HXを搭載している。GPUはCPU内蔵のRadeon Graphicsを利用する。
評価機のストレージには、容量1TBのWestern Digital製「PC SN730 NVMe SSD」が採用されていた。PCI Express 3.0 x4接続のM.2 SSDで、シーケンシャルリードが毎秒3400MBというスペックを備える。
Zenbook Pro 15だが、MyASUSにある「パワー&パフォーマンス」で、高負荷なアプリに対応する「パフォーマンスモード」、負荷に応じて最適化された動作をする「バランスモード」、省電力で動作する「ウィスパーモード」の3つを切り替えることができる。
そこで、どの程度パフォーマンスに差が出るのか、「PCMark 10」では3つのモードそれぞれで、それ以外はパフォーマンスモードで動作させてみた。その結果が以下のグラフだ。
確かに設定によって大きな差が開いており、ウィスパーモードでは動作クロックなどをできるだけ抑えて動かすため、バッテリーの消費を抑えつつ動作させられるだろう。
この他、3Dのパフォーマンスを見るために「3DMark」と「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK」を利用した。
CPU内蔵のRadeon Graphicsだがそこそこの3D性能を持っており、処理が重い3D描画となるFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONでは「軽量品質」でも「やや重い」となったが、それよりも動作が軽いファイナルファンタジーXIVでは「高品質(ノートPC)」で「普通」という結果となった。現状でも負荷が軽いゲームタイトルならプレイできるが、デフォルトの1920×1080ピクセルよりも解像度を落とせばそれなりに遊べるだろう。
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