Zenbook Pro 15 OLEDのインタフェースはシンプルだ。左側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-AとHDMI出力の各端子、SDメモリーカードリーダーを、右側面に3.5mmオーディオ/マイクとUSB 3.2 Gen 2 Type-Cの端子が用意されている。
最近のノートPCでは、メモリーカードリーダーがmicroSDカードにしか対応していないものが多いが、フルサイズのSDメモリーカードに対応するのはうれしい。一方で最新のモデルながらThunderbolt 4/USB4端子がないのは不満だ。
冷却ファンを2基内蔵し、底面から給気して左右および液晶底面部分から排気する。ベンチマークテストなどシステムに高い負荷をかけ続けるとファンが勢いよく回るが、それ以外では特に本体は熱くなることもなく静かに使える。
付属するACアダプターはやや大柄でケーブルの長さは約120cm、3ピンの電源ケーブルが約90cmあるので、電源からの取り回しは十分な長さがある。
キーボードはテンキー付きで、キートップに約0.1mmのくぼみがあり、入力の際には指にフィットするようになっている。キーストロークは約1.35mmと深くはないが、しっかりとしたタイプ感を得られる。キーピッチは約18.7mmを確保しているものの、テンキー部分とEnterキーの間隔が狭いため、慣れるまではミスタイプが多そうだ。
キーボードバックライトも用意されており、薄暗い場所での入力も楽に行える。
液晶ディスプレイ上部に約92万画素のWebカメラを内蔵する。新設計のWebカメラを採用することで、低ノイズでクリアな映像を映すことができるという。Windows Helloにも対応しており、顔認識によるログインが可能だ。1度顔を登録しておけば、カメラに顔を向けるだけでスムーズなログインができるのでとても便利だ。
Zenbook Pro 15 OLEDにはアレイマイク(クアッドマイク)が内蔵され、CPUを活用した「AI ノイズキャンセリングオーディオ」により、MyASUSのメニューで「ベーシック受信最適化」「シングルプレゼンター電話会議」「マルチプレゼンター電話会議」の3種類に、シーンに応じて切り替えて使える。これを使うと音声だけがはっきりと聞こえるため、オンラインミーティングで重宝する。
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