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Windows 11の機能アップデートを考える:Windowsフロントライン(2/2 ページ)

» 2022年02月01日 12時00分 公開
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未完成OSと機能強化

 つまり、ビルド番号こそ上がらないだけで、今後も当面はこまめなアップデートが続くのがWindows 11というわけだ。その理由として、Windows 11自体が未完成なOSであり、当初の計画を達成するために機能強化を最優先にしているのではないか、ということが挙げられる。

 このあたりを割と辛辣(しんらつ)に表現しているのが、Thurrott.comのポール・サーロット氏だ。

 当初、2021年6月に宣伝した機能が実装されないまま10月にOSがリリースされ、結果として多くの機能“後退”や未実装を抱えたままの形で提供が行われているというもの。ゆえに同氏は、「私はMicrosoftがこれら機能を次回の“機能アップデート”までに補完してくるだろうし、それを歓迎する」と述べている。

After all, Windows 11 arrived too quickly and in horribly incomplete form in October, and it has far too many regressions and missing features to stand on its own for an entire year.

 公約のスケジュールにのっとっていては、せっかく開発した最新機能をユーザーの元に届けるのが1年近く先の話になってしまう。ならば機能を小まめに分割してセキュリティアップデートとともに提供していけば、より早いタイミングで届けられるのではないかと考えたのではないだろうか。

 Androidアプリ実行機能が「パブリックプレビュー」の形でβ版のような状態で提供されるのも、少しでも早いタイミングでユーザーに届けたいと考えてのものだろう。これが吉と出るか凶と出るかは分からないが、Windows 11の開発が、最初に設定したスケジュールに振り回されていることは予想できる。

Thurrott.com Thurrott.comのWebサイト

 また興味深い話として、本来であればこの手の最新機能はまずWindows Insider ProgramのDev Channelで検証が行われ、後にBeta Channelへと展開されるのだが、今回に関してはまず10月にBeta Channelで提供が行われ、後の11月にDev Channelへ逆輸入される形で提供が行われている。

 Dev Channelに比べてBeta Channelの方が正式リリースに近いため、まず一般ユーザーに機能提供することを前提にBeta Channel向けのビルドに実装を行い、後からDev Channel側のよりビルド番号の大きい最新版開発ビルドに反映したというわけだ。ここから感じられるのは「とにかく目玉機能であるAndroidアプリ実行機能を早期展開したい」という意図で、Windows 11の現在の開発方針は、この考えで進められているのだと考えている。

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