NVIDIAは3月29日(米国太平洋時間)、新型GPU「GeForce RTX 3090 Ti」を発表した。同GPUを搭載するグラフィックスカードは4月上旬から順次登場する予定で、想定販売価格は米国では1999ドル(約24万7200円)から、日本では32万7800円(税込み)からとなる。
その名の通り、GeForce RTX 3090 Tiは2020年9月にリリースされた「GeForce RTX 3090」の改良版で、ハイエンドクリエイターや8K(7680×4320ピクセル)ゲーミングを快適に楽しみたいというユーザーをメインターゲットにしている。
ハイエンドクリエイター向けGPUとしては「TITAN RTX」が人気を博していた。しかし、NVIDIAによると、TITAN RTXを求めたハイエンドクリエイターの多くは、このカードのグラフィックスメモリの多さを求めていて、ISV(独立ソフトウェアメーカー)による厳格な動作検証や最適化を必ずしも求めていなかったようだ。そこで新たな選択肢としてGeForce RTX 3090 Tiを用意したということのようでもある。
NVIDIAが自ら設計したグラフィックスカード「GeForce RTX 3090 Ti Founders Edition」(日本未発売)の主なスペックは以下の通り。
GeForce RTX 3090 Tiは、第3世代NVLinkにも対応している。2基のGPUを最大毎秒112.5GBの転送レートで相互接続可能だ。
日本では、GeForce RTX 3090 Ti Founders Editionは発売されない。その代わりに、NVIDIAのパートナー企業が設計したグラフィックスカードが発売される。
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