4月1日には、Windows 11のリテール版が一部ショップに並んだ。2021年11月のDSP版登場から5カ月近く経過し、ようやく単体で購入できるようになった。媒体はUSB 3.0メモリで、価格はProが2万8000円強、Homeが1万9000円強となる。Windows 10のリテール品と同価格だ。
Windows 10と11の売れ行きは3月初旬に取材した際と変わらず、多くのショップは10がシェアを圧倒しており、一部で11の健闘が見られるという程度だった。もっとも、今後は11へのシフトが進む可能性もある。
TSUKUMO eX.は「これを機に10のリテール版が近いうちに供給されなくなるというウワサもあります。そうやって次第にWindows 11にシフトしていく意向なのかもしれません」と話していた。
ただ、Windows 10の市場在庫があまり早く減衰すると短期的には10の需要が過熱する可能性もある。「10を持っておけば、いつでも11にアップグレードできる強みがありますからね」(同店)
今後の動向に注目したい。
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