「Sonos Beam(Gen2)」で自宅のサウンド環境を手軽にグレードアップ! ビデオ会議にも使える?(3/3 ページ)

» 2022年05月06日 12時30分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]
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自宅でも“リアル”に近づけるサウンドを楽しめる

 設定が終わったら、早速SonosアプリにAmazon Musicサービスを連携させ、空間オーディオだけを集めたプレイリスト「Best of 360 Reality Sound」を再生してみた。以前であれば、Amazonのスマートスピーカー「Echo Studio」やSONYの一部スピーカーのみが対応していたのだが、2021年10月19日に、その他の一般的なヘッドフォンへ対応を拡大し、Sonos Beam(Gen2)も対応機器となっている。

 Trueplayで設定しておいたからか、音に包み込まれるような体験をすることができた。空間オーディオのライブ音源があれば(そしてもっと増えて自分の好きなアーティストのコンテンツが出てくるようになれば)、自宅にいながらライブ会場の雰囲気を味わえるようになるだろう。

 続いて、スピーチエンハンスメント機能の性能を検証すべくWeb会議のテストも行った。“相手”は別室に置いたPCからログインした自分の別アカウント。音源はスマホの録音データだ。

SONOS BEAM GEN2 アプリでスピーチエンハンスメント機能をオンにする

 相手側のマイクの品質によるところも大きいかと思うが、話し声をかなりクリアに再生した。

 次に、“相手”を手元のスマホに変えてWeb会議を再現した。キーボードでメモを取りながら話をする、という場面も想定し、かなり派手に音を鳴らしながらタイピングをしてみたのだが、Sonos Beam(Gen2)から再生される音は、かなりタイピング音が抑制されていた。

 「もしかして、スマホのマイクが拾っていないだけでは?」と考え、スピーカーをSonos Beam(Gen2)から13インチMacBook Pro(2020)内蔵のものへと切り替えてみたところ、見事に(しかも)カチャカチャという音を再生していた。

 第4世代12.9インチiPad Pro上に表示させた動画(Apple TV+)の音声を、AirPlayで飛ばしつつSonos Beam(Gen2)で再生させたてみたが、そもそもAirPlayで動画の音声を別のスピーカーにDolby Atmosの音声フォーマットを飛ばせられないため、“包み込まれるような”感覚を得ることはできなかった。もっともiPad単体よりは良い音質だったのは確かだ。

 このように、おおむね良好な感触のある本機だが、残念に感じた点がいくつかある。1つはSonos Beam(Gen2)搭載のマイクが、音声アシスタントの起動や本体コントロールをするためにしか使えず、ハンズフリー通話に対応していないこと。もう1つはSonosアプリで追加できるサブスクリプションサービスが音楽のみで、動画系に非対応なことだ。

 せっかくWeb会議で効果を発揮するスピーチエンハンスメント機能があるのだから、ここはもう一歩踏み込んで、マイクも使えるようにしてほしかった。いずれもアプリが使える大画面TVに接続するのが前提となる本機だけに大きな問題ではないが、対応してくれれば利用シーンの幅も広がるだろう。

SONOS BEAM GEN2 大画面TVへの接続が前提の製品だが、最近ではTV自体を持たない人も多いので、このように食卓に置いて公私ともども活用するという手もアリだろう

 とはいえ、HDMIと電源の2本のケーブルをつなぐだけで、部屋のサウンド環境をグンと引き上げられるSonos Beam(Gen2)は、費用も時間もあまりかけられない、それでもお家時間を有意義なものにしたいという人にとって、検討する価値のある製品だ。

 加えて、ワイヤレスでサブウーファー(Sonos Sub)やスピーカー(Sonos One/Sonos One SL)を接続してリアルサラウンド環境を簡単に構築したり、スマホで聞いていたサウンドをシームレスに切り替えたりできるのは、柔軟なシステム拡張に対応したSonos製品ならではのアドバンテージである。

SONOS BEAM GEN2 パッケージは非塗工クラフト紙や再生可能な紙で構成されており、環境にも配慮したという
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