モバイルディスプレイは、15.6型と13.3型がポピュラーなボディーサイズだが、この両者の中間にあたる14型も、それに次ぐ勢力として存在している。ノートPCの隣に並べる場合、15.6型では大きすぎ、一方の13.3型では小さすぎるケースはよくあるだけに、そうした場合の落とし所としてちょうどよい。
また面白いことに、この14型はパススルー充電対応や縦型モデルなど、他にない仕様を備えた製品が多い。レノボ・ジャパンやデル・テクノロジーズ、ASUS JAPANなど、ノートPCも手掛けるメーカーの製品が多いためか、USB Type-C接続に特化したモデルの割合が高いのも特徴だ。
こうしたことから、今モバイルディスプレイの導入を検討する際には、13.3型や15.6型だけでなく、この14型のチェックは欠かせない。今回はそんな14型の注目の製品を集めてみた。実売価格は2022年5月13日時点での税込み価格だ。
ThinkVision M14のオススメポイント
HDMI接続を省き、USB Type-C接続に特化したモデルだ。パススルー充電に対応し、本製品を経由してUSB充電器からノートPCを充電することもできる。ノートPCと画面の高さをそろえるための高さ調整ギミックを用意しているのも目を引く。タッチ操作に対応した兄弟モデル「ThinkVision M14t」もある。
C1422Hのオススメポイント
こちらも、USB Type-C接続に特化したモデルだ。パススルー充電に対応し、本製品を経由してUSB充電器からノートPCを充電できるなど、前述のThinkVision M14に似た特徴を備えており、スピーカーやイヤフォンジャックを搭載しない点も同様だが、直販価格はこちらの方が安価だ。
ZenScreen MB14ACのオススメポイント
こちらも、やはり接続方法をUSB Type-Cに限定したモデルだ。付属のスタンド兼用カバーを用いることで横置きはもちろん、縦置きもサポートするのに加え、三脚への取り付けが可能なネジ穴を背面に用意するなど、ユニークな機構を備える。カバーが覆うのは画面側だけで、背面を覆わない点に注意したい。
続いて、残りの2モデルを見ていこう。
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